霊猫あーちゃんとの生活 episode ZERO #003

レーマニーというのは随分と経ってからサボテンの仲間の名前だということがわかりました。

実は知り合いの農家のおじいさんが飼っていた雌のゴールデンレトリバーの名前を拝借しました。とても賢い犬で朝、おじいさんが畑に行く時におじいさんと一緒に畑に行き、おじいさんが仕事をしている間は畑の脇で大人しく待っていたそうです。夕方になりおじいさんが自宅に帰る時になるとムクッと起きておじいさんと家路についたそうです。人里離れた場所だったこともあり余りリードも付けていなかったそうですがトラブルもなく、人の言葉を理解しているのかのごとく言うことも良く聞いたそうです。

そんなレーマニーも13歳を過ぎて亡くなってしまいました。前日までいつものようにおじいさんと畑に行き翌日、ご飯をあげようと犬小屋に行くと眠るように死んでいたそうです。おじいさんは悲しみもありましたが苦しまず安らかに逝ったことで安堵の気持ちが大きかったそうです。

この話を聞いてレーマニーという余り耳馴染みの無い名前が強く印象に残ったのでしょう。家の庭に住みついた子猫を3匹連れた野良猫に深い考えもなくレーマニーと名付けました。

私の家には1階部分が車庫になっている2階建の離れがあります。私はそこで寝起きしていますが母屋の玄関からだけでなく外階段からも出入り出来るようになっています。外階段はコンクリートの打ちっぱなしでその踊り場で猫の親子がたむろしているのを最初に見つけたのは私の母親でした。

2016年の初夏でした。

レーマニーはサバシロ猫の年若い母猫でした。3匹の子猫はキジトラ猫、サバトラ猫、サビ猫で名前はブゥ、ヤー、ターと名付けました。これは少年ジェットのミラクルボイスから取りました(少年ジェットとミラクルボイスが分からない方はネットで調べてください)のちに調べたらブゥ、ヤー、ターではなくウー、ヤー、ターでした。私の勘違いでしたがそう名付け呼んでいたのでそのままにしました。ただサビ猫のターだけはのちにメス猫だと判明したのでター子になりました。

レーマニーとブゥ、ヤー、ター子はもっぱら昼間は階段の踊り場で過ごしていました。3匹の子猫がじゃれあって遊んでいるのをレーマニーが寝そべって眺めているそんな光景を何度か目にする機会がありました。

前記の通りとおり余り猫が好きではなかった私はレーマニー親子を追っ払いにかかりました。「庭を糞だらけにされたら叶わん!」と、その時は知りませんでしたがのちに猫は庭を糞まみれにしないことを知りました。猫はトイレの場所を決めるとずっとその場所でウンチもオシッコもします。そしてその後に砂をかけて痕跡を消します。これは猫が単独行動のハンターで自身の糞尿のにおいから獲物に感づかれない為の習性だと言われています。

私と同様に猫を飼った経験のない家の母親はあーちゃんが猫トイレで用を足した後に砂をかける様を初めて目の当たりにして「人間みたい!」と感動していました。ちなみにこの猫がウンチ(関西圏ではババ)を砂をかけて隠して素知らぬ顔をする行為から『ネコババ』の語源になったという説があります。

レーマニー親子を追い立ててみるものの翌日には素知らぬ顔でまた階段の踊り場でくつろぐ姿があるのを何回か繰り返した後、8月のお盆の時期に突然、レーマニーと3匹の子猫達の姿を見ることが無くなりました。

続く

byゆたんぽ

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霊猫あーちゃんとの生活 episode ZERO #003」への2件のフィードバック

  1. 個人的にこのあーちゃんシリーズは楽しみにしております。人間と動物の微笑ましい情景が浮かんできます。ちょっとした小説を読んでいる気分になりますし、ところどころ散りばめられたうんちくも、勉強になります。

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