霊猫あーちゃんとの生活 episode ZERO #008

ブゥは1日の生活パターンが出来上がってきました。朝、私が起きた気配を察すると猫ハウスから出て扉の前で待っています。鳴いて空腹を訴えることもあれば大人しく座って待っていることもあります。ゴロゴロと喉を鳴らして少し甘えた後に朝食です。仕事に行く日はいつも鳴いて見送ってくれます。きっと[早く帰って来てね!]と訴えているのでしょう。

猫好きの人間に聞くと猫は喋れるのだと必ず言います。ただ人の言葉が喋れないだけで明確に自分の意思を伝えてくるのだと、以前の私なら一笑に付した猫バカの戯れ言なのでしょうが、今の私から言わせてもらえば

これは、本当の話です!

猫は喋れますし意思も感情も個性もちゃんとあります。私もれっきとした猫バカの仲間入りですね。

でも何故、私がそう考えているのか自論を展開させてください。猫と犬は人間の知能程度で言えば3歳児くらいだそうです。3歳児と言えばもう十分、大人とコミュニケーションが取れますよね。しかしもう一歩考えを押し進めれば猫も犬も幽体を所持する霊的生命体です。これは霊魂学を学ぶ者にとっては周知の事実ですよがこの幽体の知性は肉体の知性よりもっと高いと考えています。小学校高学年か中学生くらいに感じます。これは仮説ですが人間以外の霊的生命は幽体と肉体の壁がずっと薄く出来ているのだと考えています。その為に肉体と幽体の情報交換がスムーズに行われていて高い認知力が発揮されているとおもわれます。

ただ肉体の脳の能力以上の表現が出来ないあるいは限定される(本能には逆らえない)ということではないのでしょうか、例えるならソフトウェア(アプリ)が最新のものでもコンピュータ(スマホ)が旧式の低スペック品で使い物にならないあるいは処理に時間がかかり過ぎるそんなところでしょうか、猫を含めた愛玩動物や幽体を所持するすべての動植物も含めて物質界では表現が出来ないだけで実はもっと高度な思考をしているのではないかと当時も今も考えています。

そう確信したエピソードをお話しします。

彼の名前は『栗頭(くりがしら)』ブゥの親友でした。

醜美の基準は人それぞれですが私は余り栗頭は美男子とは思えませんでした。体も薄汚れていて首輪もしていないところを見ると野良猫なのでしょう(もし飼い主さんがいたとしたらかなり失礼なことを言っていますが)野良猫らしく警戒心も強く、撮れた写真もこの2枚くらいです。しかし何故、栗頭の写真を撮ろうとしたのかというと私の留守中はブゥと栗頭が連んで行動することが多かったらしいのです。母親の目撃情報も何件かありましたし、なによりもブゥがベランダで寝起きし始めた頃から栗頭も頻繁に家の庭に出入りし始めたからです。ブゥの親友に興味が湧いた上のことでした。

ブゥはキジトラの中でもけっこうなイケメンです。同じ柄のキジトラでも全部顔が違います(いつの間にかバッチリ見分けがつくようになりました)。もう少し見栄えのする友達を持てばいいのにと、余計な世話を焼いておりましたが、よっぽどブゥとの相性が良かったのでしょう多くの時間連れ立っていたようです。ブゥよりだいぶ年上に見えたのでもしかしたらブゥに野良猫の生活を教えてくれた師匠だったのかもしれません。

ブゥが寝る場所と食事を手に入れ、親友の栗頭もディナーに招待されることがありました。ブゥは私のことが大好きで元野良猫とは思えない程に無防備でしたが栗頭は違います。ブゥが『この人は大丈夫だよー!怖くナイヨー!』と栗頭に自分と一緒のお皿で食事をすることを促しますが私の姿が見える時は近寄って来ません。ブゥが満腹になった頃を見計らって栗頭の分の食事をお皿に出して奥に引っ込みました。しばらくして様子を見ると栗頭の姿は無くお皿はキレイになっておりブゥはハウスで寝ていました。

こんなやり取りが2〜3回あったとある日の夕食のことでした。その日もブゥに促されて扉を開けます。ブゥはいつもどおりの[ご飯まだ〜?]状態でしたが栗頭がいつもよりずっと近くにいます。さすがに手が届く距離とまではいきませんがいつもの距離の三分の一くらいにいます。逃げる素ぶりもなかったのでブゥに話しかけていると同様に栗頭に話しかけてみます。

『栗頭、いつもブゥと仲良くしてくれてありがとな!ブゥは死んだら天使猫になって苦しんでいる他の猫や犬を救う猫なんだ! でもしばらくは俺と一緒に暮らすから俺の居ないときはブゥのことよろしくな!』

その日はまだエサ皿は空っぽでブゥもまだ食事前でした。ちょっと高級な猫缶を準備していた日でした。

『栗頭、今日は高級猫缶なんだぞ!いいだろう!』

ここでチョットしたイタズラ心が芽生えて栗頭に話しかけました。

『栗頭、今日、頭撫でさせてくれたらお前にも上げるよ!  どうする?』

冗談のつもりでした。でも一呼吸おいて栗頭は私に近づいて来ました。私の手が届く場所で立ち止まります。冗談で言った私の方がビビりました。栗頭の頭を撫でます。とても不思議な感覚でしたが栗頭は逃げる様子もありません。私は栗頭に

『栗頭ありがとう、これは約束の猫缶な!美味いぞー』

私は栗頭の目の前で猫缶を開けてお皿に入れました。栗頭とブゥは猫缶に貪りつきました。

この話は誰に話しても信じてもらえません。特に猫の習性をよく知る猫好きにはあり得ないと笑われます。

でも目には見えないもの、見えない世界ではごく普通の当たり前のことなのかもしれません。

2016年11月21日     ブゥ飼い主の布団にて

続く

by  ゆたんぽ

 

霊猫あーちゃんとの生活 episode ZERO #008」への4件のフィードバック

  1. 猫バカの仲間入りおめでとうございます。見事な変わりっぷりですね(^_^.)
    「栗頭」ワイルドな感じが私は好きです。ネーミングセンスが素晴らしい!!
    額の栗マークはそうはいないでしょ!!
    あーちゃんシリーズ、ハマってます。

  2. 栗頭さん、なんかいぶし銀な雰囲気でかっこいいですね~。時代劇の刺客役みたいだ!

    確かに修行のエネルギーを吸収した猫・犬は、物凄く変わった感が出るんですよね!こればかりは実際に霊的トレーニングをしていただいて、ペットを飼ってないと体感できないのですが、まるで動物じゃないみたいな存在感になっていくんですよ。不思議ですね。

  3. 猫は喋れるんですね( ̄□ ̄;)!!
    猫を飼っていた事があるんですけど、自由気ままで、全く言う事聞かない感じでしたよ(苦笑)

  4. 新キャラ猫登場ですね!(*´ω`*)
    いぶし銀の佇まいが、不思議と惹かれます。

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