霊猫あーちゃんとの生活 episode ZERO #004

次にレーマニーと子猫3匹を庭で見かけたのは1ヶ月以上経過した9月下旬か10月に入って間も無くの頃だと思います。猫好きの方なら毎日のように見かけた猫が突然、顔を見かけなくなると3日程度でも事故に会ったんじゃないかとか、病気にかかって動けないんじゃないかと色々、良からぬ妄想をしますが、当時の私は猫、それも近所をうろつく野良猫なんぞにはなんの興味も持ち合わせていませんでした。

ちなみに猫の行動範囲は自由に外出が出来る半家飼い猫でも自宅を中心に半径2〜300メートルくらいです。野良猫であっても自身のねぐらを中心にして同じくらいでしょう。これは以前、イギリスのBBC が猫を多く飼っているコミュニティーの住人の協力のもと、飼い猫の首にGPSの記録装置がついたビデオカメラをつけて24時間、2週間程度の調査をして導き出されたデータです。その時、1番遠くに移動した猫であっても2キロ程度でしたから普段皆さんの近所で見かける猫達は最大でも2キロ圏内の(その2キロ毎日歩いていた猫はムッキムキのマッチョ猫でしたので普通なら500メートル以内です)コミュニティーの猫達です。そして猫達は夜な夜ないつも同じ場所、同じ時間に集まり集会を開き決まった時間に一斉に解散する様が猫達の首から下げたカメラに記録されていました。

この猫の集会は猫好きの間ではかなり有名な話で完全家飼いの猫を除いて飼い猫も野良猫も全て参加しています。たまにこの集会を目撃する人間がいますが近所中の猫が1箇所に集まって一定の距離を保ったままじっとしているそうです。(ウチのあーちゃんは完全家猫なので不参加です。)私の仮説ですがきっと猫達は幽体を駆使して会話し情報交換をしているのだと思います。でないと1匹の野良猫にエサを与えてるといつの間にかウチの庭が猫達の給食センターになってしまう理由の説明が出来ません。

レーマニーの連れ歩いていた子猫達は1ヶ月程の間に子猫から中猫に成長していました。中猫くらいになってくると3匹の性格の違いが明確になってきます。母猫レーマニーの性格はというとまだ生きるすべを模索中の年若い猫という感じでしょうか。人間に若干の愛きょうを振りまきつつ信用はしていない。でも子供達を育てる為に人間の与えてくれるエサをあてにしているそんなところでしょうか。

レーマニーは用心深く2メートル以内には人間に近寄りません。エサを与えると遠巻きに眺めていて人がいる間はジッと見ているだけです。姿を隠すとエサを食べにきます。エサに夢中になっている時を見計らってそっと近寄るとまたサッと2メール離れた場所から様子を見るの繰り返しでした。

長男のブゥは(次男かもしれませんが)好奇心旺盛でエサにも人間にも興味深々という感じでしょうか。でもレーマニーに「人間は恐いもの安易に近寄るな」という教えを辛うじて守っているようです。

次男のヤーは逆に「かーさんは怖いから近寄るなと言うけどあんなノロマな生き物に捕まる程、僕はマヌケじゃない!」と人間を下に見ているようでした。

長女のター子はレーマニー以上に人間に対して警戒心が強く人間が出したエサは人間の気配がするだけでも近寄ろうとしません。レーマニー、ブゥ、ヤーが用意したエサを食べているときも遠巻きに見ていることもありました。そもそもこの時期、レーマニー、ブゥ、ヤーが一緒にいてもター子の姿だけ見えないことすらありました。

 

転機は突然やって来ました。私が猫大好きおやつの◯ャオ◯ュールを何気にレーマニー達が居る時に出して見ました。このおやつ、人がチューブの片方を持っていないと食べられないペースト状の猫が舐めて食べるおやつです。チューブの長さは10センチ程度でしょうか。つまり10センチまで近寄らないと食べられないのです。

ブゥが反応しました。恐る恐る私に近づいて来ます。今まで近寄ったことのない距離、30センチ以内の限界を突破しました。私は微動だにしません。25、20、15センチといつでも反転脱出、出来る様、低い姿勢でゆっくりゆっくり近づいてきます。とうとう◯ャオ◯ュールの距離まで到達しました。

ブゥがペロリと舐めます。その瞬間、ブゥの目の色が変わったのを私は見逃しませんでした。『なんニャ‼︎ これめちゃくちゃ美味しいニャン!!』そんな声が聞こえた気がします。ブゥはむさぼる様に夢中で舐めています。「これなら行けるか!」私はチューブを持った右手を動かさない様にしつつ、左手をブゥの頭にゆっくり近づけます。ブゥは食べるのに夢中で逃げる気配がありません。私の人差し指と中指がブゥの頭の天頂部に触れます。一瞬、ビックリした様ですが直ぐに次の波がやってきます。『き、き、き、気持ちいいニャン!」じつは猫は撫でられるのが大好きなんです。一説によると母猫に舐められているかそれ以上に人間に撫でられると気持ちいいそうです。

特に一生、人に撫でられることもないまま死んでいく野良猫もいるくらいですから野良猫にとっては未知の体験だったのでしょう。

ブゥ陥落の瞬間でした。

続く

byゆたんぽ

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