上越新幹線の高架、巨大なドミノを並べたようです。
「金島の浅間石(かなしまのあさまいし)」はこの先です。
ありました。思っていたより巨大です。
高さ約4.5m 幅 約15m×10m
上越新幹線が吾妻川(あがつまがわ)を横切る高崎側になります。
こんな石は、鬼押出し(おにおしだし)にいっぱいあるじゃないか。
と思われるでしょう。
そうなんです。
こんなに大きな石が、浅間山の方から流れて来たのです。
土に埋もれた鎌原村(かんばらむら)からは、40~50km離れています。
天明の飢饉(ききん)は、みなさんご存じでしょう。
浅間山の噴火も、その要因の一つです。
天明時代に浅間山が噴火し、噴石や降灰などが作物に大きな被害を与えました。
偏西風により、吾妻川方面では少なかったようですが、別の災害が起きていたのです。
浅間山の溶岩が、中腹の柳井沼に流れ込み、鎌原土石なだれ起こします。
その泥流が、さらに吾妻川に流れ込んだのです。
「天明泥流(てんめいでいりゅう)」、「浅間押し」とも呼ばれています。
川沿いの集落で1,000人余りの犠牲者が出たということです。
当時の記録によれば、吾妻峡(あがつまきょう)付近では川の水位が60~70m上がったそうです。
国道も軽く水没して、樽沢(たるさわ)トンネル近くまで上がるくらいだと思います。
現在、工事している八ッ場(やんば)ダムが水を湛(たた)える水位の辺りに、天明泥流の痕跡が残されているそうです。
ものすごい水量であったことが伺えます。
渋川市には、もう一つ大きな浅間石があります。
「中村の浅間石(なかむらのあさまいし)」と呼ばれています。
よーく見ると、割れてる?(そんなことは気にしないで下さい)
関越道の渋川伊香保インター付近にあったものを移築したそうです。
高さ約4.5m 幅約11×10m
金島の浅間石よりさらに下流8~9kmに位置します。
この辺りでも、24人の方が犠牲になったそうです。
現在、中村緑地公園、渋川市武道館の駐車場の角にあります。
人助けのカヤ(へだまの木)
天明泥流の時、この木に登った人の命が救われたそうです。
地元の人は、この木の葉や実から、臭い匂いがするので、「へだま(屁玉)の木」とも呼ばれています。
臭いな~と思いながら、しがみ付いていたのでしょうか。
人を助けたのに、失礼な呼び名です。でも石碑もあり、大切にされていることでしょう。
国道353号線渋川市北牧にあります。
JA北部営農センターの向い側です。
by イクラマン
♬♪ お近くの支部集会へ、ご見学に来ませんか? ♪♬
群馬県は、地震の被害はあまりないですが、どちらかと言うと火山の方が心配と何かで見たような記憶があります。
あんなにでかい石が50キロ離れた渋川市まで流れて来るとは、自然の力はけた外れです。
その時も、最近よく聞く「想定外」だったのでしょう。
人間なんて、ちっぽけですね。
日本のポンペイという看板も目にします。
調査報告は、またの機会に。
鎌原村でも、噴石などには注意していたようです。
誰から聞いたのか忘れてしまいましたが、吾妻川で石と石がぶつかり合う不気味な音が響いていたそうです。
200年ちょっと前のことなので、印象的な出来事を子や孫に話していたのでしょう。
僕は、心の小ささは誰にも負けないと思います。
凄い被害だったんですね~( ̄□ ̄;)!!
いつ何が起こるか分からないので幽体を成長させておいて欲しいですね(´・人・`)
霊的環境が悪くなれば、事故や災害も増えると聞いております。
自然な営みと考えれば、そうなのかもしれませんが、人間の持つ霊的なカルマも関わっているようです。
鬼押出しで見られるものだけが噴火の全てでないのですね!( ̄□ ̄)!!遠くまで、こんな大きな石が飛んでいたなんて・・・本当にビックリです。勉強になりました。
飛んで来たのは、鼻毛石です。
こちらは、どんぶらこ、どんぶらこと流れ着きました。
桃なら桃太郎が現れそうですが、こちらは「パッカ~ン」と鬼が出て来そうです。
鬼押出しだけに。
テレビで見たことがありますが、海に溶岩が流れ落ちると、しばらく浮いるようです。
噴火というのは、ものすごいエネルギーなんですね。。。
そういえば、契山館へ入会間もない頃に夢を見ました。
地元にある活火山から、自分のいる自宅にへ向かって大きな津波が家に押し寄せてくるんです。近くの小学校に家族と車で非難したのですが、校庭で車ごと流されてぷかぷか浮いているんですよね。
でもなんか大丈夫な気がすると思ったら、なんとかそこで水が止まって命は助かるという夢でした。。。
噴火でなんで水が来るの?と思ったのですが、土石流が発生することってあるんですね。(◎_◎;)
正夢になりませんように。。。
人間に限らず、動物や植物も水は欠かせない存在です。
こうした水は、時には猛威を振るいます。
さらに言えば、霊的な力の媒介ともなり得ます。
昔から「バカとはさみは使いよう」と言いますね。(抽象的ですみません)
溶岩についてですが、昔の記録書によれば流れ着いた石が3、4日キセルを近づけると火が付くとか、10日間くらいガスだか蒸気を出していたとか、話もあります。
赤く焼けた石が、川を流れる様子が描かれた絵も残されています。
大げさな部分もあるかもしれませんが、自然の力はすごいです。