ー あーちゃんの困った癖 ー
あーちゃんが他の猫と違う性格でとても優しく賢い猫だと言うことは十分理解して頂けたと思います。私もなにぶん猫と一つ屋根の下で暮らした経験があーちゃんとしかないもので他の猫の性格や行動を伝聞でしか知りません。きっとこの性格が可愛いとかこの行動は特別だとかの個性が猫の数だけあるのでしょう。
ではあーちゃんには欠点とか飼い主を困らせたところが何一つないのかというとそんなことはありません。今日はその辺りをお話ししたいと思います。
あーちゃんを飼い始めて最初に困ったことはあーちゃんに夜中に何度も起こされることでした。あーちゃんが家に来て2日目の夜から私の布団の中で一緒に寝ていることは以前、お話ししましたがそれは今でも変わりません。今年の夏からは(あーちゃんにしてみれば家に来てから2回目の夏になります)あーちゃんのベットは私の敷布団になりました。私の枕の横か足元で寝ています。
冬はあーちゃんが布団の中に潜り込んできますがそれ以外の布団の中が暑いと感じる季節には専用ベットを用意してあるのであーちゃんはそこで寝ていました。でももう用済みになってしまいました。あーちゃんはなんとしても私と寄り添って寝たいようです。
暑い季節、私はTシャツとトランクス一丁がパジャマ代りです。両足が露出している状態ですね。時々、記憶の無い引っ掻き傷が付いていることがありました。あーちゃんでした。
これは優しいあーちゃんが夜中になると野生の本能が目覚めて私を喰らおうとしている訳ではありません。あーちゃん時々、夢を見て寝ぼけます、その時につけたのでしょう。犬も猫も夢を見ていることは以前から分かってはいましたが一体なんの夢を見ているのでしょうか?突然あーちゃんが大声で「ウニャウニャ!」などと鳴きビックリしてあーちゃんに目を向けると寝ていたなんてこともありましたから。
しかしながら別にあーちゃんが寝ぼけるから夜中に何度も起こされたということではありません。
あーちゃんはお腹が空いたと言って私を起こすのです。後になって判ることなのですがあーちゃんは実はそれ程、食事にこだわりがある食いしん坊猫ではなかったのです。
ここからは私の想像ですが恐らく当たらずも遠からじでしょう。あーちゃんの優しさは生まれ付きの性格です、よって以前の多頭飼いの際にも他の猫に遠慮してご飯の順番も譲っていたのでしょう。しかし肉体を維持して生きて行く以上、食べねばなりません。あーちゃんは他の猫が寝静まって競争が無い時を見計らってせっせと食べていたと思われます。マイペースで食べられないストレスも食べる量の増加に拍車をかけたのでしょうね、結果あーちゃんは肥満猫になってしまったのです。
あーちゃんは夜中に何度も私を起こしご飯をねだりました。夕飯は夕方6時に与えたにも関わらずです。あーちゃんに与える1日の餌の量は決まっています。特に肥満猫だったあーちゃんに欲するまま与える訳には行きません。夜中に与えると言っても翌日の朝の分しか与えられません。それを全部与えてしまうと明日の朝食べる分が無くなります。与えてしまったところでまたあーちゃんはご飯をねだるために私を起こすでしょう。
起こされた時、無視して寝続けるという方法もありますがこれは猫に対してはやめたほうが良いそうです。猫は目的達成の為にかなり粘り強く色々な方法を試すようで朝、お腹が空いたと起こしに来る猫をことごとく無視して狸寝入りしていたら最終的に猫のとった手段が飼い主の顔の上でオシッコをすることだったそうです。さすがにビックリして飛び起きたら猫はこの成功に味をしめ次回から顔にオシッコをすれば目的がすんなり達成すると最初からこの方法で起こすようになったそうです。
あーちゃんが夜中に鳴いて私を起こしご飯をねだります。この時、多く与えても少なく与えてもまた3時間後くらい起こされます。量は余り関係が無いのでした。小分けにして朝には食べる分が無くなってしまうこともありました。
このあーちゃんの困った癖が発覚してから約1ヶ月、色々なパターンの実験と試行錯誤を繰り返してあーちゃんの夜中起こし癖を克服すべく努力しました。とにかくあーちゃんを肥満猫にさせない為に食事の量(摂取カロリー)を多くする選択だけは最初から除外されました。その過程を語ると退屈な文章が膨大なになってしまいますので結論から申し上げますとあーちゃんの夜中起こし癖は克服されました。
今のあーちゃんの食事のパターンはこうです。朝は夜中に私がトイレに起きたとき前日、計量して用意しておいた朝食分のエサを出しておく、夜は18時頃計量したエサを与える。夜21時頃にあーちゃんに夜食を食べさして就寝させるです。1日に必要なカロリーは朝食と夕食で半分づつ分け、夜食は摂取カロリーが多くならないように肥満猫用のダイエットフードを少量与えるのです。
この方法が確立されあーちゃんは朝まで寝てくれるようになりました。今は21時頃になると私の顔を見て「ゴファン」と鳴きます(そう聞こえます)。犬も猫も朝は飼い主を起こしてご飯をねだるものですがあーちゃんは今、私より先に起きることがありません。ほぼ同時か私があーちゃんを起こすことがほとんどです。自分の食事を他の猫に食べられないという安心感からか夜中に出したあーちゃんの朝食が夕方近くまで少量残っていることさえあります。あーちゃんはやはり食事に対しては元々貪欲ではないようです。
あーちゃんの困った癖が治って一つ変わってしまったことがあります。あーちゃんに夜中に何度も起こされそれを改善しようと試行錯誤しようとした結果、私の就寝時間が夜の9時になってしまいました(小学生かよ!)。
これはまだ治る見込みが立っていません。
続く
byゆたんぽ
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3時間ごとに夜中に起こされる。子育ての夜泣きを経験しているようですね。
子を思う親の試行錯誤、やさしいあーちゃんはすぐに憶えてくれたようですね。
でも、今は三度の「ゴファン」よりゆたんぽさんが大切なんでしょうね(笑)
人間でも食べ過ぎて、調子が悪くなる人もいます^^;
猫や犬が自分で食べる量を調整出来ませんし、上手く調整するのは結構大変です。
犬での経験ですが。
夜の9時に寝るようになったんですか( ̄□ ̄;)!!(笑)
でも猫と一緒に寝るって最高でしょうね~( ̄¬ ̄)
直ぐに眠れそう(*´艸`*)
ゆたんぽさんのマメさが伝わってきます。良い飼い主さん!
ペットが布団に入ってくると、冬が来たなぁと思います。
私は眠るペットにくっつかれると、猛烈に眠くなったりするのですが、皆さんそうでしょうか。動物から何か睡眠物質が出ているとしか思えないのですが(笑)。
昔飼っていたトラ猫も、ご飯の時間になると「ゴハーン」と鳴いて催促していました。本当にそう聞こえたんですよ(笑)
そのことを思い出してほっこりしました(^^)