霊猫あーちゃんとの生活 #031

ー  猫の挨拶  ー

あーちゃんオリジナルの愛情表現『鼻チュー』一番これに近いのは猫の挨拶でしょうか。猫は初対面の挨拶とか「私はあなたに敵意はありません」の意味で猫同士お互いの鼻をチョンチョンとくっ付け合う習性があります。これは人間にもしてくれるのですが人間の場合は大概、人差し指になります。

猫を飼っている人は「ああ!アレか。」と直ぐに理解してくれるとおもいますが猫を飼って居ない馴染みのない人が体験しようとすると先ず近づいても逃げ出さない猫に出会う必要があります。

でもこれは人間がやっても猫に対して同じ意味を伝えることが出来ますので最初に猫と仲良くなりたい場合は有効な挨拶です。人差し指を猫の鼻先きに差し出すと猫はフガフガと匂いを嗅いで来ますのでこれにて最初の挨拶は完了です。

あーちゃんも人差し指の挨拶は出来るのですが人差し指は人間にとっての本当の鼻ではありません。では本当の鼻をあーちゃんに近づけるとどうなるのか試してみたところ猫同士のような挨拶はしてくれません。軽く逃げてしまいます。そこであーちゃんの両脇を抱えてあーちゃんが逃げられないようににしてあーちゃんの鼻に私の鼻を近づけたところ寸でのところであーちゃんがプイと顔を背けます。何度試みてもあーちゃんは顔を背けるのです。

ちょっとショックです!

やはり猫と人間の種族間格差か人間とは出来ないのかと考え。私に撫でられに車道を横断してうちの庭にやって来るタンシオにあーちゃんのように両脇を抱えて試してみました。タンシオは多少ポカーンとした顔はするもののチョンチョンと鼻同士の挨拶はしてくれます。

すごいショックです!

あーちゃんは鼻の挨拶を拒否しているのです。しかしある時、あーちゃんが鼻の挨拶と似た挨拶をしていることに気がつきました。あーちゃんは鼻の頭ではなく私の唇、正確に言うと上口唇結節の尖に自身の鼻を近づけているのです。あーちゃんはどうやらこの上くちびるの尖を鼻だと認識しているようでした。鼻を近づけずに唇を近づけるとあーちゃんは鼻での挨拶をしてくれます。これが『鼻チュー』です。

あーちゃんの『鼻チュー』はほとんど私の唇には触れません。ギリギリのところであーちゃんがスンスン匂いを嗅いでいます。しかし人間側も鼻より唇の方が感覚が鋭敏なのであーちゃんの吐息ならぬ鼻息も感じられます。

この『鼻チュー』の良いところは直接の接触がないところでしょう。例え可愛いペットとは言え口と口のキスは専門家はやめた方が良いと皆、警告しています。人間が持つはずのない菌がペットからペットが持つはずのない菌が人間から感染する恐れがあるのです。目に見えないものは予想もつかない悪影響をもたらす可能性があります。だから私もタンシオを撫でた後は石鹸でキレイに洗い流すまであーちゃんには触りませんしあーちゃんに舐められても直ぐに流水で洗います。あーちゃんには長生きして欲しいですしあーちゃんが原因で病気になるのもあーちゃんは望まないでしょう。

でも1度、あーちゃんが『鼻チュー』をした時にペロリと私の唇を舐めたことがありました。「あーちゃん!舐めちゃダメ!」と軽く叱りましたが内心はチョット嬉しかったので「わかっちゃいるけど。やめられない!」という飼い主の心情は理解出来ます。でもこの時は食後直ぐだったのであーちゃんの食欲をそそる肉か魚の匂いがしたのでしょう。それからは私が気を付けている為か、あーちゃんが注意されたことを理解したのか唇を舐められることはなくなりました。

『鼻チュー』があーちゃん独自の挨拶だと分かると以外にもあーちゃんは『鼻チュー』が好きだということが分かってきました。最近では何かお願い、おねだりする時に『鼻チュー』を駆使するようになってきたのです。例えば太腿の上でお腹をモフモフして欲しいとか夜中にそれまで自分のベッドで寝ていたのに私の布団に入れて欲しいとねだる時とか、まんまるな瞳でジッと見つめられてユルユルと鼻先を近づけて来た日には言いなりになるしかありません。あーちゃんは魔性のメス猫です。

更にあーちゃん『鼻チュー』を進化させて何かをしてもらったお礼に使うことを覚えました。朝のブラッシングの後とかおやつのチャオチュールを貰った後だとかもうこうなるとお礼の『鼻チュー』目的であーちゃんに御奉仕してしまいます。あーちゃんの作戦勝ちです。

でも優しい猫のあーちゃんは何も無い時にも『鼻チュー』に応じてくれます。『鼻チュー』をエサに飼い主を自由自在に操ろうという意図は無いのかもしれません。

しかしいいオッサンが完全に猫に骨抜きにされてしまいました。猫は本当に可愛いです。ただ猫にせよ犬にせよペットは精神面だけでなくて肉体面でも人間に好影響を与えることが近年の研究で解明され始めて来ました。次回はそのあたりをお話ししてみたいと考えています。本当は今回、その話しをするつもりだったのですがあーちゃんの『鼻チュー』が盛り上がり過ぎて次回にさせて頂きます(笑)

でもそんな愛おしいペット達も飼い主が《神伝の法》で幽体を強化し性質を向上させなければ地獄行き確定なのですよ。

ペットから貰ってばかりでいいですか?

続く

byゆたんぽ

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霊猫あーちゃんとの生活 #031」への4件のフィードバック

  1. 写真のあーちゃんが何とも言えませんね(笑)

    毎度のことながら、ゆたんぽさんとあーちゃんの姿が浮かびます(笑)

    タンシオも良いキャラですね!

  2. あーちゃん、気持ちよさそうですね~(^-^)
    ペットの従順さは、人間の主従関係とも違って純粋ですね。人間の信仰のような感情に近いのでしょうか。
    ペットにとって、死後を左右される飼い主は、人間にとっての神様のように重要な存在なのかもしれませんね。

  3. 猫ちゃんの挨拶方法は初めて知りました。人なつっこい猫ちゃんがいたら人差し指でチャレンジしてみたいですが、私の近所にはなかなかそんな子いないんですよね~。
    あーちゃんの鼻チューやゆたんぽさんの骨抜き具合に、こちらの頬も緩みます(^_^)

  4. 猫は可愛いですよね~!(*´艸`*)
    でも死後の世界の下の世界の人間たちは、暇つぶしに猫に悪戯するそうです(||-_-#)
    飼っている可愛い猫が下の世界に入らないようにするには、神伝の法を行うしかないです(`・ω・´)

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