霊猫あーちゃんとの生活 #032

ー  ペットの癒し効果  ー

オキシトシンと言うホルモンがあります。このホルモンは発見されてからの歴史は古く、出産や授乳に関わる働きが広く知られており。女性特有のホルモンと長く考えられていました。しかし近年の研究で男性にも分泌されることがわかって来ました。

何故、長らく女性特有のホルモンと考えてられて来たかと言うとこのホルモンの働きが子宮の収縮を促したり母乳を作る為に作用するということがわかっていたからです。当然、男性には関係が無いと考えられていたのです。出産時に使用されることがある陣痛促進剤という薬はこのオキシトシンの子宮の収縮させる働きを利用したもので主たる成分自体がオキシトシンなのです。

では何故、男性もこのホルモンが分泌されるといった新しい発見を含めたオキシトシンに対しての注目が集まったかというと今まで知られていた働き以外の作用に研究者の視線が集まったからです。オキシトシンは別名『愛情ホルモン』とか『幸せホルモン』と呼ばれています。分泌されると優しい気持ちになったり幸せな気分になったりするのです。

よく出産も妊娠もしていないメスの犬や猫が母親をなくした仔犬や仔猫の世話をしているうちにオッパイが出始めて授乳をするようになったという話がありますがこれがオキシトシンの影響です。仔犬や仔猫にオッパイをねだられて母子のようなスキンシップをするうちにオキシトシンが分泌されて母親が我が子に抱くような愛情が生まれ本当の母親のようにかいがいしく世話をするというのがこう言ったニュースの背景にあります。

人間の場合も全く同じでスキンシップがオキシトシン分泌の為のスイッチになります。スキンシップがオキシトシン分泌を促し愛情を感じ幸せな気持ちになる。すると更にスキンシップを重ねてまたオキシトシンが分泌されるこうして愛情が深まっていくという仕組みなのです。

先に男性もオキシトシンが分泌されるとお話しましたが母乳こそ出ないものの男性もまた愛情と幸福感は増していきます。このスキンシップは受けた側もオキシトシンが分泌されてお互いに愛情と幸福感を感じより強い絆が生まれていきます。

このオキシトシンの分泌はなにも親子間だけのものではありません。ペットの犬や猫とのスキンシップでも起こり得ます。猫になど全く興味が無く野良猫が庭に糞をしはしないか、大切な車にイタズラされはしないかと猫を目の敵にしていたオッさんが家に帰って来るなり「あーちゃんただいまー!良い子にしてた?お帰りは言ってくれないの?」と毎日、語り掛けるようになるくらいですからまさにオキシトシン恐るべしです。

あーちゃんもそうですが飼い主大好きペットも積極的にスキンシップを求めてきます。特に猫は毛並みの触り心地が最高です。元々の毛質の違いからどんなに気を使ったお金持ちのおばさんが飼う犬よりも猫の毛並みの方がスベスベ、サラサラです。あーちゃんは毎朝のブラッシングに加え、チョット高めのキャットフードを食べているので毛並みも最高です。タンシオと比べてもやはりあーちゃんの方がいいです。更にあーちゃんはタルタルボディーですので撫でた時の気持ち良さが倍化します。ダメ押しで優しいあーちゃんは撫でる場所はNG無しなのでリアルぬいぐるみ状態です。

この『愛情&幸せホルモン』のオキシトシンですが更に凄い特徴があります。それはストレスを軽減してくれることです。チョット考えれば分かることなのですが生き物にとって出産や子育ては最大のストレスです。種の保存というDNAに刻み込まれた使命ですからまさに命懸けです。特大のストレスに晒されてなお、また出産して子育てしようとする愛情と幸福感を得られるというのですからオキシトシンはストレスと拮抗する力があって当然です。

そもそもストレスも今日、なにかと目の敵にされる悪役扱いですが実は生き物が生き続ける為に必要なメカニズムなのです。生きていく上で環境ストレスをドンドン排除していくと生命は直ぐに死んでしまうか恐ろしく短命になってしまうそうです。だから適度にかかるストレスは生きていく上で必要なのです。問題なのはそのストレスが過剰になってしまってそれを回避するすべが無くなってしまうことなのです。微量の毒なら薬として機能するのに許容量を越えてしまうと突然、牙をむき出して襲いかかってくるが如しです。

近年のペットブームはやはりこの過剰なストレスと対抗出来る。『愛情&幸せホルモン』のオキシトシンの存在を本能的に知っている人間が増えてきたことも関係していると思います。このオキシトシンに関しては飼う方、飼われる方、双方が過剰なストレスに晒されていない限りは正にwin-winの効果、効能をもたらしますがあくまでも肉体に関するものに限定されます。この投稿文を目にしているということは単なる猫ちゃん可愛い目的で読まれている方だけでは無いかと推察します。(勿論、あーちゃんファンだけの方も大歓迎ですが)

この『愛情ホルモン』『幸せホルモン』の分泌を促してくれる愛しいペット達の死後は契山館の《神伝の法》を実習している会員の飼っているペットを除いて危機的に暗い状態です。

どう危機でどう暗いのかは今日は話す気になれません。なぜならあーちゃんを撫でていてオキシトシンが大量に分泌されているからです。巨大なストレスからせっかくの幸福感が損なわれてしまいますので。

続く

byゆたんぽ

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霊猫あーちゃんとの生活 #032」への4件のフィードバック

  1. 生きて行くためにはストレスも必要なのですか・・・

    オキシトシンが分泌されている時は、幽気や間気にも影響がありそうですね。

  2. ストレスも必要なんですね(-_-;)(苦笑)
    でも今の世の中はストレスが多過ぎるので、オキシトシンは必要ですね~。
    猫飼いたいー!( ̄¬ ̄)

  3. >よく出産も妊娠もしていないメスの犬や猫が母親をなくした仔犬や仔猫の世話をしているうちにオッパイが出始めて
    この現象、不思議でしたがホルモンの作用だったのですね、納得です(^○^)

    ストレスが無くては生きられない、多すぎても生きられない。人間とは難しい生き物ですね。

  4. 何事も程々が良いんでしょうね>ストレス
    刺激が全く無いと伸びないのは、肉体も霊的身体も変わらないのかも。

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