守護霊・指導霊の守護指導を受けるには(その1)

皆様の中には、《守護霊》や《指導霊》という存在のことを、耳にされた方も多いのではないでしょうか?

そこで、まず簡単に、《守護霊》と《指導霊》について簡単にご説明しますと、以下のようになります。

《守護霊》

この世の人間が、死後、下の世界へ、落ちることがないように、援助する霊魂の中の、中心的存在です。より上位の霊魂から任命され、通常は、人間がこの世に生まれてから、他界後しばらくの間まで、一生を通じて同一の霊魂が担当します。原則として、男性には男性、女性には女性の霊魂が担当します。

《指導霊》

守護霊が必要と認めた場合に、守護霊だけでは、援助が難しい分野などを担当し、守護霊と共に、この世の人間が、霊的に進歩・向上することが出来るように援助します。守護霊と違い、男女の区別なく担当し、必要に応じて、途中で交代したり、担当する霊魂が増減することもあります。

このように、私達、この世を生きる人間には、必ず《守護霊》が存在し、《指導霊》が存在することもあります。

しかし、「《守護霊》《指導霊》が存在するのなら、なぜ守ってくれないのか?」とか、「なぜ願いを叶えてくれないのか?」とか、中には「私の守護霊は、力が弱いのだろうか?」とか、「私には守護霊がいないのでは?」、などと仰る方の声が、耳に入ることがあります。

実際のところは、どうなのでしょうか?

まず、前記のように、この世の人間には、生まれた時から、担当の《守護霊》が一人おられます。

ただし、現状は《守護霊》が存在しないのと同じ、という状況に陥っている可能性はあります。
その事については、後程、ご説明致します。

また、《守護霊》が本来お持ちの力が弱い、などということはありませんが、本来のお力を発揮出来ない、という状況はあります。これも、後程、ご説明致します。

ここで、もう一度整理しますと、《守護霊》は、この世の人間が生まれた後で、誰かの要請によって担当を始めることも、この世の人間の力で、担当が開始されることもありません。

よく《守護霊》が、最近亡くなったご先祖、などという話も耳にしますが、そのような事はないと考えて良いでしょう。

なぜなら、まず第一に、《守護霊》は、この世の人間が生まれた時から担当しているので、ご本人が生まれた後に亡くなった方のはずがありません。

そして《守護霊》《指導霊》は、《幽質界》という死後の世界でも、かなり上の階層に属する高級な霊魂です。

ですから、通常、人間が死を迎えて《幽質界》へ入っても、《守護霊》《指導霊》を努められるまで進歩するには、かなりの年月を要します。

従って、最近、亡くなったご先祖が努めることは難しいのです。

また、正式な《守護霊》《指導霊》のお役目は、担当する対象の人間が、死後に下の世界に落ちずに、霊的に進歩・向上出来るよう援助することであって、地上の人間の利己的な願望を成就させることではありません。

もし、霊的な進歩・向上に結び付かないような、利己的な願望が実現したりしたら、人間を不幸にすることを楽しむような、不道徳な霊魂が、自称《守護霊》《指導霊》として、暗躍している可能性すらあるので、要注意です。

不道徳な霊魂の悪戯によって、利己的な願望が実現したとしたら、後で、どんなしっぺ返しが待っているか、分からないのです。

さて、いよいよ本題なのですが、では、なぜ 、《守護霊》《指導霊》が存在しているのに、死後に下層の《幽質界》に落ちて苦しんだり、この世においても、霊的なトラブルにより、不幸になるような方がおられるのでしょうか?

まず考えなければならないことは、《守護霊》《指導霊》などの高級な《霊魂》であろうと、不道徳な霊魂などの未熟な霊魂であろうと、《霊魂》は肉体を持たず、肉体の目を持ちませんから、この世の人間の肉体は見えないことです。

けれども、この世の人間は、肉体のみではなく、肉体と重なった《幽体》という霊的身体をも所持しています。

そして、私達が肉体の死を迎えると、この《幽体》で《幽質界》へと入るのです。

既に肉体を持たない《霊魂》は、当然、《幽体》の存在です(もっと高貴な霊的身体も所持していますが、本稿では触れません)。

そうしますと、《幽体》の存在である《霊魂》からは、この世の人間の《幽体》なら、見ることが出来るのです。

ただし、ここが重要なのですが、《幽体》は肉体と違い、その成長の程度が近い存在同士でないと、互いに視界に入りにくいのです。

それには、《幽体》から出る《幽体オーラ》という霊的な光のようなものが関係しています。

《幽体》は成長すればするほど、強い《幽体オーラ》を放ちますが、逆に未成長で不健全なほど、《幽体オーラ》は弱くなります。

例えば、《守護霊》《指導霊》などの高級な《霊魂》は、《幽体》が成長していますので、とても強い《幽体オーラ》を放っています。

一方、不道徳な霊魂の《幽体》は不健全で未成長ですから、《幽体オーラ》は弱く暗い状態です。

そうしますと、《守護霊》《指導霊》からは、不道徳な霊魂の《幽体》は暗すぎて視認出来ないのです。例えて言えば、真夏の炎天下の屋外から、薄暗い室内へ入っても、何も見えないようなものです。

逆に、不道徳な霊魂からは、《守護霊》《指導霊》などの《幽体》は眩しすぎて目も開けられず、とても視認出来ません。これは暗室から昼間の屋外に飛び出して、目が眩むようなものです。

要するに、お互いに相手が視認出来なければ、相手の所在も確認出来ませんし、意思の疎通も出来ないのです。

ここで問題になるのは、この世の人間の《幽体》の成長の度合いが、《守護霊》《指導霊》に近いのか、不道徳な霊魂に近いのかということです。

『守護霊・指導霊の守護指導を受けるには(その2)』に続く

byなおいー

契山館 紹介

♬♪ お近くの支部集会へ、ご見学に来ませんか? ♪♬

☆✉  メールフォーム  ✉☆

 

守護霊・指導霊の守護指導を受けるには(その1)」への4件のフィードバック

  1. >《守護霊》は、この世の人間が生まれた時から担当しているので、ご本人が生まれた後に亡くなった方のはずがありません。

    なおいーさん、分かりやすいご解説です~!(*´∇`*)

    自分のおばあちゃんが、亡くなっても側にいてくれる…と思うと、心強くあるかもしれませんが、現実として、亡くなったばかりの方がこの世の人間に何かできるものではないようです。

    死後はファンタジーでなく現実問題として私達に誰にでも起こる未来なので、想像するだけでなく、事実を見つめる気持ちが大事です。

  2. 守護霊も指導霊も、世の中の認識は間違っているように思います。

    地上の人間はどうしても無病息災や商売繁盛を霊的な存在に求めてしまいます。

    確かにあまりにも金銭的、精神的に追い込まれてしまえば信仰どころではありませんが、本来の守護、指導霊は霊的生命体としての人間の成長を見守ってくれています。

    それは、地上で生きるより、あの世に帰ってからの方が長いからです。

    この世の苦しみより、あの世で下の世界に落ちてしまった時の苦しみは、想像を絶するようです。

    そのためには、何としてでも地上にいるうちに目覚めてほしいと、守護、指導霊は奮闘しておられます。

    しかし、現代の地上の人間は守護、指導霊からは見えないとのことです。

    それでは、助けたくても助けられません。

    地上の人間の努力が求められます。

  3. 見えなきゃどうしようもないですよ(´・ω・`)
    既に見えない人は、神伝の法を行って幽体を成長させる以外にはありません!
    ほとんどの人が見えないらしいです(´・ω・`)
    逆に、未熟な霊魂からよく見えるらしいですよ((((;゜Д゜))))ブルブル

  4. この無信仰な現代では、守護霊様、指導霊様の活動はものすごく困難なものなのでしょうね。
    地上の人間にいくら力をかけても、拒絶されたり、気付いてもくれないのでは、私ならすぐに諦めてしまうでしょうに。。。
    地上にいるうちは、何も知らずに呑気にしていられますが、死後の代償は大きいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です