エクソシスト養成講座などと書くと日曜日の折り込みチラシをご覧下さい。などと言いたくなってしまいますがこれは、れっきとしたローマカトリック教会が開催した「エクソシスト養成講座」なのです。

エクソシストとは時に映画やドラマの題材として描かれることがありますが日本語では悪魔祓い師とか祓魔師(ふつまし)と訳されることが多いです。

日本が新元号「令和」に改元して間もなくの５月６日から１１日にバチカンの教皇庁立大学で実施されましたエクソシスト養成講座は昨年も開催され５０ヶ国、２５０人が受講して英国BBCなどの大手メディアが大々的に報道しましたが日本では今年も含めてあまり大きなニュースとしては取り上げられていません。

この養成講座が始まって１４年程経ちますが今年はキリスト教の他宗派である正教会、プロテスタント諸派からも参加者を募ると言う初の試みが行われました。宗教はその性質上、考え方や信仰の違いから宗派が分かれその数も大小合わせれば膨大な数になります。その垣根を取り払い広く門戸を広げたのは画期的なことなのです。

講座の内容は座学を中心に５泊６日の日程で約２５０名が「祓魔術式」を習得してその後、世界中に散って行ったそうです。参加費用は４００ユーロ(日本円で５万円弱)という破格の安さですが会場となったバチカンの教皇庁立大学は世界中に同じ名称の大学が多数ある中で神職者の中でもエリート中のエリートしか学ぶことが許されない教皇庁立大学の中でもトップの権威と格式を持った大学なのです。

つまり今回の「エクソシスト養成講座」は単なる集金目的や伊達や酔狂の話題作りではなく、大の大人が世界中で多数動いて実現した本気の養成講座なのです。

近年の「エクソシスト養成講座」開催の背景は世界的なエクソシストの不足問題があります。しかし本質的なお話をさせて頂きますとエクソシストは不足しているのでは無く、世界中のエクソシストが対応出来ない程の「悪魔憑き」の事例が爆発的に増大しているのです。

「悪魔憑き」と言ってもベッドから浮き上がったり首が１８０度回ったりする訳ではありません。あれこそが映画やドラマのフィクションの世界で描かれている悪魔憑きです。実際には常識では考えられない人間の行動や奇行、状態を指し示して悪魔憑きと称しているようです。先ずは精神医療の力を借りることをバチカンも推奨していますがそんな精神医療の力を持ってしても理解や治療が困難な事例が近年増え続けて最後の手段としてエクソシストの力に頼りたいとの判断に至る人々が増加の一途を辿っているそうです。

南米コロンビアのブエナベントゥラという場所では町中に悪魔が蔓延していると言う危機感からモントヤ司教というの方の発案でコロンビア海軍の協力のもと、ヘリコプターで聖水を散布する大規模悪魔祓いを実施する計画を立てたそうです。その計画が実際に行われたかはその後のニュースが確認出来ていない為、分かりませんが一見すると冗談に感じるような話なのですが真剣に危機感を感じて行動しようとする人々が実際にいるというお話なのです。

片やこの日本に話を移しますと日本でも今現在、にわかに理解し難い、人間が関与し原因となった不可解な事件、事故が多発しています。個々の事件、事故に対して明言することは差し控えさせて頂きますがこの世とあの世の真理と法則を《水波霊魂学》で学び《神伝の法》と言う霊的修行を日々行っている身としてはヘリコプターで町中に聖水を散布しようとしたモントヤ司教以上の危機感を抱いています。

私達、水波霊魂学の学徒はキリスト教徒が悪魔と呼ぶ者の正体をかなり正確に把握していますし《神伝の法》とはその悪魔に関与されない為に最も効果的な方法だと確信しています。万が一悪魔に関与されたとしても《霊術》と言う祓魔術を行使出来る修行会員も在籍しております。

あなたのご近所に「エクソシスト養成講座」を受講した人はいますか？

私は目に見えない悪魔に対抗するするには自分の身は自分で守るしかないと考えています。全ての答えは《契山館》にあります。手遅れになる前に今、目前に迫っている危機に刮目して行動をしてください。

最後に私が好きなエクソシストを扱ったドラマでエクソシストである神父が言った台詞を引用させて頂きます。

「不可解な技を使うのは神ではない。今、君を操っているのは神とは別者、君の理解など及ばぬ力だ！」

byゆたんぽ

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