美への憧れ

私は、様々な点で能力が低く、誠に平凡で未熟な人間ですが、小さい頃から「美への憧れ」、特に美しい「声」「音楽」「景色」に対する憧れだけは、かなり強い方だったと思います。

美しい「声・音楽・景色」を求めるためなら、地球の裏側まで足を運ぶことも厭いませんでした。

結局、それが高じて音楽関係の仕事をすることになるわけですが、元々、憧れが強かっただけで、才能に恵まれていたわけではないので、音楽の基礎を習得するのに、平均の3~5倍は時間がかかってしまって、指導を担当された先生方を困惑させてしまったものです。

恥ずかしながら、その愚鈍さは、今でも全く変わっていなくて、《霊的トレーニング》の作法を覚えるのにも、やたらと時間がかかってしまいます。《指導霊》の方々には、誠に申し訳ない限りです。

さて、それでも「美への憧れ」だけを頼りに、何十年もやって来たわけですが、どんなに貪欲に「美」を求めても、決して満たされることはないのでした。

なぜならば、「これは美しい」という対象と出会っても、「いや、もっと美しいものがあるはずだ」と、更に貪欲に「美」を求めてしまうからなのでした。

結局、私が貪欲なだけではないかと、自らを戒めていた時期もあるのですが、《契山館》と出会ってからは、少し考え方が変わってきました。

これは私の主観的な理解に過ぎませんが、所詮、この世には、完全な「美」は存在しないので、どんなに求めても満足出来なくて当然なのではないかと思えるのです。

そして、〈美への憧れ〉というものは、実は《幽質界》の《美》への憧れなのではないかと思うのです。

私達の肉体と重なっている《幽体》が、《幽質界》でも上の方の世界におられた《霊魂》の《幽体》の一部でもあったとすれば、その《幽体》の中には、《幽質界》の美しさの記憶が潜在していても、不思議はないと思えるのです。

《幽質界》には下層の世界のような悍ましい所もある反面、上層世界の美しさは、この世の美とは比較にならないほどの、まさに次元の異なる美しさでしょう。この世のどんな美しさも、《幽質界》の美しさの残りカスのようなものなのではないでしょうか。

それを、私達の肉体意識で認識することは出来ませんが、「憧れ」として、何となく感知されることがあるのではないかと思うのです。

結局、私達を本当の意味で満足させることが出来る「美」は、物質界(この世)には存在せず、《幽質界》にしか存在しないのですから、物質界でどんなに求め続けても、決して満たされることはないのでしょう。

私達人間は、《霊的生命体》であって、物質で出来た肉体のみの存在ではなかったのです。

物質界には存在しない、霊的な「美」、それはまた《高級な霊魂》の方々、《高貴な霊魂》の方々を通して、《神霊》へと繋がっているのでしょうか。

この物質界において、《高級な霊魂》の方々や《高貴な霊魂》の方々へと繋がり、自らの霊的な意識の中の、高級な部分を目覚めさせていくための方法は、《神伝の法》の《霊的トレーニング》しかありません。

《神伝の法》の《霊的トレーニング》を行うことの価値の高さは、この物質界に存在する、他のいかなるものとも、比較することが不可能です。全ては比較の対象外です。

私はまだ、《神伝の法》の《霊的トレーニング》の入り口に立って、第一歩を踏み出したに過ぎません。それでも以前のように、物質界で「美」を求めて、東奔西走することはなくなりました。

他に求めても、《契山館》の研修会や集会などの行事に参加したり、《神伝の法》の《霊的トレーニング》を行うこと以上の感動は、どこにも存在しないことが分かったからです。

皆様の中に、以前の私のように、求めても求めてもなぜか満たされない、と感じている方がおられましたら、ぜひ《契山館》で、《水波霊魂学》と《神伝の法》を、真摯に求めて頂きたいと思います。

ご自身で体験して頂ければ、必ずや、その凄さ素晴らしさが、お分かり頂けることでしょう。

byなおいー

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美への憧れ」への3件のフィードバック

  1. 私も、いろんな意味で不器用なので、よく自己嫌悪に陥ります。

    肉体が視覚する物に対し、幽体も同時に見て自己主張するらしいので、なおいーさんが仰るとおりかもしれませんね。

    合宿を経験し、霊的トレーニングを積むと、物質に対しての価値観が大幅に変わってしまうのは、霊的修行者あるあるだと思います。

  2. 合宿の感動を超えるものはないですよね~(´艸`)
    是非あの感動を一人でも多くの方に体験してもらいたいです!

  3. なおいーさんのおっしゃること、よく分かります!

    契山館に出会う前は、真の意味で感動したことがなかったのかもしれません。
    何か違う、これじゃない、あれじゃない、という感じでした。

    どうして心が晴れなかったのか、どうして色々なことに違和感があったのか、霊魂学を知って合宿を経験して、はじめて理由が分かったような気がします。

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