イタリアこぼれ話(その3)「イタリアのクリスマス」

クリスマスと言えば一般に、キリスト教の創始者である《イエス師》(イエス・キリスト)の生誕日とされています。

今回は、ローマ・カトリックのお膝元、イタリアのクリスマスのお話です。

イタリア語ではクリスマスのことを「ナターレ」と言いまして、12月の上旬ともなると、イタリア全土の町中が、クリスマスのための飾付けや、イルミネーションで輝きます。

近年は、毎週欠かさずに教会へ通うような、熱心な信仰者は減少傾向なのだそうですが、多くのイタリア人にとって、クリスマスは、1年で最も大切な行事であるようです。

各地の教会では、12月24日の深夜からミサを始めて、ミサは午前0時を過ぎて、日付が変わっても続いていきます。

25日も、1日に何度もミサを行う教会が多いようです。

日本と違う点と言えば、クリスマスは家族全員が揃って祝う、という習慣が定着していることでしょう。

ですから12月25日は、殆ど全ての仕事が休みになります。観光施設やショップ、スーパーまで、全て休みになります。

公共交通機関も、国際路線などを除くと、多くの路線が運休となります。大都市の地下鉄や市電・市バスも、特に午後からは止まってしまいます。

このようにして、より多くの家庭で、家族全員が顔を合わせられるように、配慮しているのですね。

ただ、クリスマスの時期に、イタリアへ旅行へ行かれる場合には注意が必要です。

下手をすると、12月25日に限らず、クリスマス期間は、観光も買い物も出来なくなる可能性があるからです。

「情報にご注意下さい」と申し上げたいところですが、事前に確かな情報を入手しにくく、結局、当日になってみなければ、誰にも分からない、などということが多いのが、イタリアという所だと言えるでしょう。

それがイタリアの良さでもあるのですが、日本人にとってはストレスになることもありそうです。

なお、《イエス師》のことや、現在のキリスト教のことなどについては、アマゾンで販売中の《水波一郎師》著『霊魂イエス(上巻・下巻)』、『霊魂に聞くⅡ』をお読み頂ければ幸いです。

byなおいー

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イタリアこぼれ話(その3)「イタリアのクリスマス」」への3件のフィードバック

  1. 信仰の行事で、国民の殆どが仕事をまで休みにする。日本ではあり得ないですね。
    今日は、クリスマスイブです。優しい雰囲気は大変良いです、私も個人的には好きです。が、霊的にはそれどころではないです。

  2. そもそも日本のクリスマスがおかしいですよね^^;
    ほとんど仏教徒か神道か、無宗教なのに^^;

  3. メリークリスマス!
    キリスト教を信仰されている国ではやはりクリスマスは特別な一日なのですね。

    今年はコロナウイルス一色で、クリスマスムードはやや抑えめのような気がしますが、その分ご自宅で素敵な時間を過ごされている方が多いでしょうか。
    美味しいケーキと子供たちの笑顔がいっぱいのクリスマス、
    さらに寝る前に「子供たちのためのスピリチュアルなお話-クリスマス編-」の読み聞かせなんてプラスできれば、霊的にも素敵な夜だと思います♩

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