世界で一番ざんねんな生き物

こちら長野県も随分秋めいてきましたが、昨日はかなり湿度があったせいでしょうか、ひさしぶりにミンミンゼミが元気良く鳴いていました。
家族が育てている鈴虫の声とセミの声が同時に聞こえ、季節の変わり目を感じました。

さて、セミはなんとも不思議に思える生き物の一つではないでしょうか。

木に植え付けられた卵からふ化をして、土の中で3年以上を過ごして、地上に出てきてからの時間は長くて一ヶ月。

長い地中生活を抜け出してきた後、大空に羽ばたける時間になってからの、なんとも儚い短命感。「ざんねんないきもの」に感じてしまうけれど、生物の一生を長いやら短いやら思うのは、客観的に観察できる人間の立場だからなのでしょうか。

私達からは短い時間に思えても、セミの立場になってみればとてつもなく長い時間であるように感じているかもしれませんね。

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