空飛ぶ顔?

何年か前のことです。
私は深夜に、山間部にある地方鉄道の小さな駅から、自宅への道を歩いていました。

駅から自宅までは、徒歩で10分弱ですが、夜は人通りも少なく、街灯も少ないので真っ暗なのです。

途中で左右にカーブが続いた坂を登り切ると、視界が開けて数百メートル先まで見渡せるようになりますが、通常、夜間は真っ暗で何も見えません。

ところがその日は、提灯のような丸い物体が、青白い光を放ちながら浮かんでいるのが見えて、どうやら私の方向に近付いて来ているようでした。 続きを読む

私のオカルト体験(5)「ラップ(霊的な音)編」

今回は一般に「ラップ(霊的な音)」と呼ばれる現象についてです。

私がこの現象に見舞われるようになった時期は、記憶が曖昧なのですが、おそらく10代の後半か20代の前半の頃だったと思います。

常時というわけではなかったのですが、時々、家の中で「バシッ」とか「ミシッ」などの音が聞こえ始めると、頻繁に鳴って止まらなくなる事がありました。

2階建の家の1階に居る時に、天井の上か、誰も居ないはずの2階から聞こえるように感じられることが多く、2階に泥棒でも入ったのかと思って見に行くと誰も居ない、などということが何度もありました。

昼間よりも夜間が、圧倒的に多かったと記憶しています。

あまりにも音がするので、遊びに来た友人が気味悪がって帰ってしまい、その後「幽霊屋敷」などと言われてしまったこともありました。 続きを読む

私のオカルト体験(4)「写真編」

今回は、写真に写った〈不思議なもの〉に関する内容です。

私は《契山館静岡分会》のブログで「写真紀行」という投稿を続けてきましたように、今までの人生で、相当な枚数の写真を撮ってきました。

それらの中には、撮影時には肉眼で見ていた記憶のない〈不思議なもの〉が写っていたり、〈不思議な状態〉に変化していた写真が、かなりの枚数、存在していました。

最初に、そのような写真を撮ったのは15~16歳の頃に、静岡県内の、ある歴史上の人物の墓を撮った時だったと記憶しています。 続きを読む

私のオカルト体験(3)「ホテルの一室で」

私は中学生の頃から、相当高頻度に、金縛りに遭ってきましたが、今回の体験は、その中でも特徴的で、強く記憶に残っているものの1つです。

今から30年ほど前に、冬の北海道を自家用車で旅行中、札幌市内のホテルでの体験です。

その日の札幌は吹雪いていて、視界も路面状況も悪い中を、かなり神経を使って、ホテルに到着したのを覚えています。

夕食をどうしたのかは記憶にありませんが、その日は、かなり疲れていたので、早めに眠りにつきました。

ところが数時間眠った頃でした。
突然、私のベッドの上に誰かが飛び乗り、足元の方から胸の上まで、「ピョン・ピョン・ピョン・ピョーン」と跳び跳ねながら移動してきたのです。 続きを読む

私のオカルト体験(2)「階段の怪談?」

今回は、私の祖母に関する内容です。

私の祖母が88歳で他界したのは、今から17年ほど前のことです。

祖母は若い頃はスポーツが得意だったそうで、80代の前半までは、散歩を日課として、元気に歩き回っていました。

ところが晩年は、転倒して骨折したのを機に、足が不自由になり、亡くなるまでの数年間は、車椅子での生活となってしまって、高齢者用の施設に入所していました。

当時私は、定期的に祖母を見舞っていたのですが、車椅子での生活になってから、祖母は何度か「さっき、あんたの家へ行ったのだけど、入口の階段が上がれなかったから、諦めて帰って来たんだよ」、と口にすることがありました。

確かに、私の家の玄関前には数段の階段があるので、足の不自由な祖母には、自力では上れなかったのです。

しかし、当時、祖母が入所していた施設と、私の住んでいた家は、数キロ以上離れていて、途中に急坂もあるので、実際に車椅子の祖母が来れるはずはありません。

私は、祖母が夢を見たのだろうと考え、「それは悪かったね。今度は大きな声で呼んでくれたら出ていくから」等と言ったと記憶しています。

その後、祖母は、ある日突然、心不全で他界しました。 続きを読む