「指導霊」を再読して(その2)

前回、『指導霊』を再読して(その1)に続いての内容です。

《第6章 修行の指導》《3 神伝鎮魂法》においては、

(引用始め)
「禊法の団体には人が集まらない。宣伝しても人々は関心がなかった。人々の関心は先祖供養か御利益、更には超能力だったからである。
現代は情報社会であった。良い情報も悪い情報も速く伝わる。ただし、人々が無関心な情報は発信する術が少ないのであった。
(引用終わり)

と述べられています。

もし仮に、《契山館》で《神伝の法》の霊的トレーニングを行えば、何でも願い事が叶うとか、超能力が身に付く等と宣伝をすれば、希望者が殺到するのかもしれません。 続きを読む

「指導霊」を再読して(その1)

本書の副題は《死後の世界から人々のために》、更に《今こそ、指導霊の力を!》となっています。

本書では、明治時代の後期に生まれた、正枝という名の一人の女性を主人公に、彼女が他界後、霊的に成長し、この世の人間を霊的に導く《指導霊》となっていく姿が、霊的世界からの視点で記されています。

本書の「はじめに」において、著者の《水波一郎先生》は、
続きを読む