霊猫あーちゃんとの生活 #004


ー  決心  ー

「ん! オカシイぞ!!」保護猫ハウスに行って1週間、社内のグループLINEにもあーちゃんの写真とコメントを入れてとっくの昔に既読が付いているのに社長はおろか言い出しっぺのF女史も看板猫の話は一切出ない。別に私がこの話を積極的に進めているわけではないので「看板猫の件、どうなりました?」とは聞かないが私には思い当たる節がありました。「又、始まったか!」F女史の奇行です。(この部分に関しては前回の投稿をご参照ください。)この投稿は私の大好きなあーちゃんとの生活のをお話しする場所です。F女史は可哀想な邪霊の犠牲者ですが彼女のことを詳しく書いてしまうと邪霊に対しての怒りから文章内でのあーちゃんへの愛情表現がブレてしまいます。何よりあーちゃんに関連したこと以外を書くこと自体、本当に無駄だと感じます。もうこれを最後にF女史が〈霊猫あーちゃんとの生活〉に登場することはありません。後日、社長に確認したところ私が予想したとおりの答えが返って来たことだけはお伝えしておきます。

最初に保護猫ハウスに私が訪問してから2週間程度経ったある日、時間をつくり再訪問しました。あーちゃんのことを中途半端にしておく訳にはいかないと思ったからです、結論を出す必要がありました。2週間ぶりに保護猫ハウスに足を運ぶと若干、レイアウトの変更がありました。里親募集中猫の写真が猫との触れ合いルームから1階から2階に続く階段の壁に貼り変えられていました。前回見た、あーちゃんのPR写真がありました。[里親交渉中]という手書きのPOPが貼り付けてありました。あーちゃんの様に優しく美人の猫は他に里親を希望する人がいても不思議ではありません。もし他に希望する人がいたらその方に譲るつもりでした。ただ交渉の相手がうちの会社のみということも当然考えられます。私は色々な考えを巡らせながら触れ合いルームに入って行きました。

中にはたまたまオーナーのOさんが居ました。軽く挨拶を交わして本題に入ります。先ずは前回、私が訪問した後に私以外で会社の者から連絡があったかを確認します。これは当然ですがありませんでした、次にうちの会社以外にも里親に名乗りをあげるている人がいるのかを聞きました。あの[里親交渉中]のPOPはうちの会社のことでした、そこで私は決心しました。

「私があーちゃんの里親になります!」Oさんに高らかに宣言しました。

 

ー  里親の条件   ー

以前のニュースで有名なユーチューバーが猫を飼うと言ってペットショップから買ったことを知ると何故、保護猫を飼わないのか?見損なった!とか金持ちはやっぱり高額なブランド猫を買うのかと批判されたという記事を読んだことがありますがこれは保護猫の譲渡について全く見当違いの認識をしていると言わざるを得ません。実は犬や猫を飼う場合、ペットショップから買うことが一番簡単なのです。譲渡猫は里親に審査がありこれをパスしなければいくら愛情があっても里親にはなれないのです。

ペットショップは商売です。お金さえ出せば誰にでも売ります。譲渡の条件は金銭との交換のみです。だだ中には飼い主の飼育環境調査や売却後の飼育相談にのっているところもあると聞いていますが極少数の良心的なペットショップのみでしょう。そもそもペットショップという商売が成り立っている国も先進国の中では日本を含めて少数派のハズです。国によってはペットの売買を禁止して犬や猫を飼う場合は全て保護された犬猫の譲渡のみと徹底しているところもあります。そもそも民間の保護猫譲渡を前提とした保護猫シェルターは不幸な生い立ちの猫を幸せにする目的で運営している施設がほとんどですから譲渡の審査が厳しくなるのは当然でしょう。先のユーチューバーのニュースも独身の一人暮らしだったらいくら金持ちでも審査を通らない可能性が大です。

あーちゃんの譲渡にあたりいくつかの条件と確認事項がOさんから伝えられました。それは銘文化された契約書的なものもあればあーちゃんの性格に由来したもの、猫を飼う環境に関しての希望に近いものまで多岐に渡っていました。私は可能な限りOさんの希望に沿うよう努めるつもりでした。それは当然です。片や猫の保護や里親探しを仕事にするくらいの猫のプロフェッショナル、片や猫飼育の初心者、私が我を通しても何の意味もありません。わからないことはわかる人に聞け!です。

Ⅰ.  一戸建てかペット可の物件であること

これは問題ありません。それに猫に傷つけられたり汚されたりしても気にならない程よいボロ屋の一戸建ですから

Ⅱ.  24時間以上、猫だけが留守番になってしまう環境ではないか?

これは、猫の性格によっても変わって来るそうです。でもあーちゃんは人間には置き去りにされた猫なので誰も居ない時間は極力無い方が良いと言われました。私は昼間は仕事で留守にしますが年金暮らしの母親が家に居ますので問題はありません。旅行で留守にするにするということも殆どありません。(私はかたちが残らないものにお金を使うことが嫌いなので)

Ⅲ.  完全室内飼いをすること

以前の記事にも書きましたが今の猫は室内飼いが強く推奨されています。病気、怪我、交通事故のリスクが激減し天寿を全うし長生き出来るからです。特に私の場合、ブゥを若年で亡くしていますので病気をぜずに長生きしてくれることを望んでいました、長生きしていつも霊的修行者と同じ屋根の下に暮らせば幽体の光り輝く立派な霊猫になれますからね

Ⅳ.  多頭飼いはしないこと

そもそもあーちゃんが多頭飼いに適応出来る猫だったらあーちゃんはOさんの猫でした。私は猫の飼育初心者の上、1頭でも大変な猫の飼育を多頭にする自信がありません。多頭飼いが出来る方の寛容力と忍耐力は尊敬に値します。あーちゃんとの生活に慣れた今現在でも多頭飼いをしたいという欲求は生まれていません。猫が苦手で人間が大好きな猫と人間が苦手で猫が大好きな人間と案外、相性は良いようです。

まあ思い出したところでこんな感じです。あとは又、追い追いに

続く

byゆたんぽ

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霊猫あーちゃんとの生活 #004」への3件のフィードバック

  1. 保護猫を譲渡してもらうのは大変なんですね。ゆたんぽさんの記事を見ているとペット事情が詳しくわかります。人との会話にそういう話が出たら自信を持って言えます(笑)
    ペットショップがある先進国は少数派と言うのも勉強になりました。
    何だか考えさせられます。

  2. ついに、あーちゃんを飼う事にしたんですね(*´艸`*)
    あーちゃん可愛い~!(´∀`人)
    僕も猫飼いたいですよ~( ̄¬ ̄)

  3. とっても素敵な写真ですね!(^-^)
    保護猫の条件がそんなに厳しいとは思いませんでした…。
    ほんとに勉強になります!

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