霊猫あーちゃんとの生活 #005

ー  あーちゃんの誕生日は2月24日  ー

あーちゃんの譲渡審査もクリアしてあーちゃんが家に来る準備を開始しました。今度は保護猫ハウス側ではなく私があーちゃんを審査する番になります。実は譲渡猫を引き取る場合、ほぼ100%の譲渡型保護猫シェルターはトライアル期間というものを設けています。一旦引き取った猫が本当に里親の家に馴染むかを調べる為です。里親になる人が今後もちゃんと飼育が出来るかを見極める期間ですね。里親が全て猫の飼育に精通しているわけではありません、私のように本格的な猫の飼育が初めてだという初心者もいます。猫とは言え個性も習慣も人間のそれとは全く異なります。飼ってみたら想像と全く違うということも当然あるでしょう、その為のお試し期間ですね。

トライアル期間の長さは1週間から1ヶ月位が殆どです。あーちゃんの場合は1ヶ月でした。この期間が長い程より慎重だと言えるでしょう、このトライアル期間に私がやっぱり猫を飼うのは難しいと判断すると正式に譲渡契約を結ばずにあーちゃんを返すことになります。大なり小なり不幸な生い立ちを持っている猫達なのでこのくらいの慎重さは当然なのでしょう。私はあーちゃんの性格が気に入って里親になることを決めましたが実際に暮らしてみたら思っていた性格と違っていたということもあるかもしれません(猫だけに猫をかぶっているかも(ププっ!))

あーちゃんがトライアルで家に来る日が2017年2月24日に決まりました。譲渡を申し出て約3週間後くらいです。その間にあーちゃんは健康診断と予防接種を受け、私はあーちゃんの受け入れ準備を進めてます。当然のことですがOさんがあーちゃんを家に連れ来る日はOさんが飼育環境を実際に見て確認するということも含まれます。その為の準備も進めてなければなりません。正式にあーちゃんがウチの子になるかはまだわからない状況でしたがこの2月24日はあーちゃんの誕生日に決めました。実際にあーちゃんが何歳でいつ生まれたのかは誰も知りません。知っている人がいるとしたらあーちゃんを捨てた最初の飼い主だけでしょう。話は若干それますが私はあーちゃんを捨てた飼い主に対して怒りとか憤りとかは全くありません、紆余曲折はあったものの、この飼い主があーちゃんを置き去りにしてくれなかったらあーちゃんと巡り会うことも無かったでしょうし、むしろ感謝したいくらいです。でもお互いに肉体を所持している間は御礼を申し上げたくても絶対に会うことはないでしょう。でも私とあーちゃんが他界後、私があーちゃんの幽体に聞いて最初の飼い主さんに御礼に伺います。簡単に御礼が言える所に居てくれるように最初の飼い主さんが『神伝の法』を実践されていることを期待します。(出た出た!ブラックゆたんぽ)

 

ー  あーちゃん受け入れ準備開始  ー

衣食住これが基本ですね。天然毛皮のあーちゃんには服の準備は不要ですがお手入れのブラシは必要です。猫は通常グルーミングと言って自分の舌で毛づくろいをしているのでブラシは不要とも考えられますが野良猫ならいざ知らず飼い猫には必須です。猫の舌が犬と違ってザラザラしているのはこの毛づくろいの為でもあります。抜け毛をこそぎ落とすのに便利な構造なのです。飼い猫にブラッシングをするのは抜け毛を減らす目的もあります。ブラッシングを実際に行うとビックリするくらい毛が取れます。この抜け毛はグルーミングした際は猫の胃袋に入って毛玉になるか普段の時は床に落ちます。胃袋の毛玉と床に落とす抜け毛の量を減らすことに効果があります。ブゥにもブラシは掛けていたのであることはあるのですがクシの歯が長めのワイヤーブラシでこれは長毛の猫か犬用でしたので、短毛の猫には表皮を傷つける可能性がありましたでシリコン製の短毛猫専用のブラシをア◯ゾンで購入しました。レビューを良く読んで評価も価格も高めのものを購入しました。安ければ2〜300円くらいから買えますが消耗品でもないのであーちゃんの為に高級ブラシを購入しました。(と言っても価格は知れていますが)

次は食、これはオーナーでもありOさんの奥さんに言われたことがもっともだとおもいそれに習いました。

「ゆたんぽさんキャットフードはキログラム当たり1,000円以上の物与えて下さい。高いと思うかもしれませんが食は生きる為の基本です。粗悪なフードでも総合栄養食なら若い時は良いかもしれませんが、歳をとるに従ってそのツケが回って来ます。結果、獣医にかかって何万円も治療費を払うことを考えれば結局のところ安上がりな上に健康な生活を長く送れます。」と、

もっともだとおもいました。実際、この保護猫ハウスは多くの保護猫にキログラム当たり1,200円以上の餌を与えていました。きっと月々の餌代もバカにならないことでしょう。本当に肉体を維持する為にはお金がかかります。

だから私もこの保護猫ハウスで与えているキャットフードと同じメーカーのものを購入してあーちゃん用に与えています。ただあーちゃんはチョットぽっちゃり猫なのでカロリー控えめのダイエット用に変えました。おそらく一番安く買えるであろうア◯ゾンで買っていますがキログラム当たり1,500円以上しています。

 

ー  あーちゃんがやって来た!  ー

2月24日約束の時間にOさんとケージに入ったあーちゃんが我が家にやって来ました。見知らぬ環境からか、あーちゃんは不安だったのでしょう。ケージの中で鳴いています。この時、私は気が付きました。あーちゃんの鳴き声を初めて聞いたことを、そう言えば保護猫ハウスではあーちゃんの鳴き声を一度も聞いたことがなかったのでした。

「にゃーん、にゃーん、にゃーん」

あーちゃんの鳴き声、めちゃくちゃ可愛いんです!!

続く

byゆたんぽ

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霊猫あーちゃんとの生活 #005」への2件のフィードバック

  1. 保護猫ハウスの譲渡マニュアルは本当に慎重でしっかりしているんですね。いろいろなことがあったと言う事ですよね。

    ゆたんぽさんのオ〇ジギャグはさておき(笑)あーちゃんへの愛情は、読んでる方にも伝わってきます。

  2. 猫の餌って結構高い方がいいんですね~。
    たぶん家は一番安い物を与えていたと思いますよ^^;

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