霊猫あーちゃんとの生活 #006

ー  あーちゃん終の住処に至る  ー

いくら人間大好き、あーちゃんでも生まれて初めての場所はかなりの緊張とストレスのハズです。移動用の小型ケージから恐る恐る出でしきりに部屋の匂いを嗅ぎ回ります。よく犬は人に付き、猫は家に付くと言われますがこれは本当です。犬は集団生活が本能に備わっている動物ですので一番大切なのは群れであり順列なのです。だから飼い主が一緒で飼い主にあれこれ指図されることが本能的に一番の安寧なのです。だから飼い主さえいれば、いえ関係性からいえばご主人様がいればですが何処に住もうが何処に行こうが幸福でストレスがありません。よく車に乗ってご主人様と行動を共にするワンコを見かけることがあるかと思いますが、あれなんかが犬の性格を端的に表している良い例です。ブゥやあーちゃんと出会う前は犬派だった私には憧れの光景でした。いえ、今でも観光地などでリードを付けてワンコを散歩させている人を見ると羨ましく思ってしまいます。あーちゃんにもリードは買ってありますがこれは万が一の場合用です。災害発生時にあーちゃんと一緒に避難する場合に備えて購入したもので散歩用ではありません。

対して猫の方ですが猫は単独行動の孤高のハンターとしての本能を持っていますので犬ほどの社会性は持ち合わせていません。自分の住環境イコール、テリトリーなのでテリトリーを守る(生活圏を変えない)ことが本能に則したものでストレスが掛かりません。だから寝る場所、食べる場所、排泄する場所は野良猫、飼い猫にかかわらず不満がない限り変わりませんし変えようとしません。それが家に付くと言われる由縁です。しかしこれはあくまで一般的にいわれる犬猫の性格気質であって個々の性格は人と同じで全く違います。実際、優しくて大人しい性格のあーちゃんを気に入って里親になった私も食事の時だけ寄ってくるあーちゃんを想像していましたから一般論を余り鵜呑みにするものではないですね。あーちゃんの性格と行動が私の猫に対する以前からのイメージを根底から覆しました。そのエピソードは枚挙に暇がないので今後の投稿にご期待ください。

以前にお話ししたかもしれませが犬猫が人間をどう認識しているかという最新の論文によると犬は人間を明らかに自分達とは違う種と認識しており人間という自分達とは違う生き物だと理解して関係性を築いているそうです。対して猫は人間のことを同族の生き物と認識しているそうです。つまり猫は人間のことをでっかい猫仲間だと思っているのだそうです(それも凄いですが)だから関係性は対等なのですね。加えてそのでっかい猫仲間にあって自分に餌を与えてくれる人間は自身の母親と認識しています。

私はあーちゃんの20倍の大きさの巨大母猫です。

そんな理由から猫にとって家(住環境)は非常に大切な要素であり幸福な猫生に必要不可欠なものなのです。Oさんがあーちゃんを部屋に放した後、私が準備した環境を確認して周ります。あーちゃんはお客さん用に使う座布団の山の匂いをずっと嗅いでいます。思えばあーちゃんが家にやって来て最初に嗅いでいた匂いがこの座布団の匂いなんですよね、今でもたまにその時のことを思い出すのか一心不乱に座布団の匂いを嗅いでいる時があります。

私はOさんにあーちゃんが自由に行き来できる部屋を全て案内しました。あーちゃんには嫁いで家を出た妹が使っていた二階の部屋を当てがいました。ここは普段、私が水の禊以外の霊的修行を行っている陽当たりの良い部屋です。Oさんにしてみれば猫にとって危険な場所が無いかの確認も兼ねているわけですが中々念入りにチェックしていきます。ただあーちゃんを迎えるにあたって住環境については事前にしっかり準備は整えたつもりですしキャットフードはあーちゃんが保護猫ハウスで食べていたものと同じメーカーのものを準備してあります(あーちゃん用のダイエットタイプですが)、トイレの猫砂もハウスで使っているものと同じ商品にしました。トイレも理想と言われている猫1匹に対して2つのトイレを準備してあります。猫はトイレの躾けは大変しやすい動物ですがこだわりは結構あるようです。(これもまた別の機会に詳細にお話します)

一通り確認と飼育の注意点の伝達を受けた後、Oさんが帰ります。心なしかOさんの方が名残惜しそうで寂しそうです。あーちゃんはと言うとすっかりリラックスしてあーちゃん座りをしていました。

これがあーちゃん座りです。正式名称は知りませんが猫がリラックスしたときにする『香箱座り』(こうばこすわり)とは違います。『香箱座り』は普段、猫がリラックスしたときにする座り方です。前脚を正座の様に折り畳んで上から見ると手足が見えずに箱の様に見えることからこの名前がつきました。前脚を折り畳んで座っていることから自身の身に危険が迫って逃げ出す時に一瞬反応が遅くなってしまう為にリラックスしている時以外はしません。(1枚目の写真は香箱座りではありません肉球が地面についていますので)

あーちゃんも勿論、『香箱座り』もしますがあーちゃんの場合、更にリラックスすると片方どちらかの前脚を伸ばして座ります。

Oさんもあーちゃんのあーちゃん座りの意味は十分理解しています。

「あーちゃん  ウソでも不安そうにしてOさんに気を使えよ!」

後にそう思う私でした。

続く

byゆたんぽ

♬♪ お近くの支部集会へ、ご見学に来ませんか? ♪♬

☆✉  メールフォーム  ✉☆

 

 

 

霊猫あーちゃんとの生活 #006」への3件のフィードバック

  1. あーちゃん、物質的にも、霊的にも至れり尽くせりですね。Oさん、立場上あーちゃんの心配をしようとしたところ、あまりのリラックス姿に言葉をなくしたようですね(笑)

    あーちゃんのリラックスした前足は、何かインパクトありますね!

    それにしても、美人です。嫌、美猫です。

  2. 保護猫飼うの大変ですね(´・ω・`)
    家までチェックされるとは( ̄□ ̄;)!!
    それだけ猫の事を思っての事なんでしょうね~。

  3. ゆたんぽさんの、犬と猫の差のお話は、犬派の私には知らないことが多くて大変面白いです。
    昔読んでいた「綿の国星」という少女漫画を思い出しました。
    主人公は、成長したらいつか自分は人間になるんだと信じている猫で、擬人化されたキャラクターで話が進むんですが、あれって意外と猫の気持ちをうまく表現していた内容だったのかしら、なんてちょっと思いました。
    霊的修行者の巨大母猫さんとのその後の生活、今後も楽しみにしています!

コメントを残す