霊猫あーちゃんとの生活 #013

ー  あーちゃんの毎朝の日課  ー

あーちゃんには毎朝の日課があります。勿論、ご飯もトイレも毎日の日課ですがこれは私に促がされて行っている訳ではありません。あくまでもあーちゃんのタイミングと気分により時間はマチマチです。私の都合で開始時間が決められているものそれはブラッシングです。

あーちゃんのブラッシングは毎朝6時から約10分間行います。私が5時に起床して日課としている霊的修行や身支度、トイレが終わってからだと開始時間はほぼ6時になります。ブラッシングを毎朝行う理由は2つあります。

1つは抜け毛の防止です。とにかく猫は抜け毛が多いです。まあ人間も体毛は自然に床などに落ちていますから多いというよりは目立つという方が的確かもしれません。季節の変わり目などは盛大に抜けます。だだブラッシングはやらないよりはやった方がいいのですが犬よりは猫の場合は必須ではないかもしれません。猫はセルフブラッシングをしているからです。

そうです。毛繕い、グルーミングのことです。猫に舐められたことがある人はわかるかと思いますが猫の舌はツルツルとした犬の舌とは違い紙ヤスリのようにザラザラしています。これは獲った獲物の肉をこそぎ落として食べる時に有効だったり毛繕いをした時に舌をクシのように使って効率的に抜け毛を集めたり出来ます。この時、抜けた毛は猫はそのまま飲み込み一定量溜まったら吐き出します。これがいわゆる毛玉と呼ばれるものです。室内飼いのあーちゃんは毛繕いを任せっきりにすると家の中で吐いてしまうのでそれを防止する目的があります。

ちなみに野良猫が雑草を食べたり飼い猫が市販の猫草を食べたりするのはこの毛玉を吐き出す為であり決して「最近ビタミン不足だニャー! 草でも食うかニャー!」という訳ではありませんのであしからず、猫は雑食の犬とは違い肉食です。必要な栄養素は肉から取るように出来ていますので猫草も食べている訳ではありません。その事を知らずに以前、あーちゃんに猫草を与えたことがありましたが猫草ばっかり吐き散らかすので今は与えていません。猫の本能からなのか喜んでモシャモシャ食べるのですが草は吐いても肝心の毛玉がないので意味ないなと思いやめました。

2つ目は健康管理の為です。猫は我慢強い動物なので病気の兆候が分かりにくい傾向があります。具合が悪い時は人目に付かない静かな場所で1日中寝ていたりします。その為に重大な病気の兆候を見逃したり治療が遅れて手遅れになったりします。特に私はブゥの急死を防げなかったトラウマがあります(episode  ZERO最終話参照)。あーちゃんでは同じ轍を踏むことはしたくありません。だだあーちゃんは完全室内飼いの上に24時間中48時間、私と一緒に居たいと言う超絶甘えん坊ベッタリ猫なので様子がおかしい時は直ぐ分かると思います。とにかくいつも足下にまとわりついて来て踏んだり蹴ったりしないか気を使います。まるで犬の生まれ変わりの様です(霊魂学的にはあり得ないことは知っていますが)。

ブラッシングの時間が近づいて来るとあーちゃんは私の布団の上で座って待っています。落ちた毛が掃除しやすいので布団の上であーちゃんのブラッシングをします。あーちゃんはちゃんとブラッシングをする場所を記憶しています。私はパジャマ替わりのスウェットをブラッシング時専用の黒いスウェットに履き替えます。これもブラッシング終了後に掃除をしやすくする為です。

私が布団の上にあぐらをかいて座るとブラッシングの開始の合図になります。ピンク色の短毛種専用のシリコン製ブラシを片手にスタンバイしますがあーちゃんがブラッシングを待ちきれない時には自分から私の太腿に飛び乗って来ます。説明し忘れましたがあーちゃんはブラッシングが大好きです。でもあーちゃんは変に気を使うところがあって太腿に乗って来ない時があります。ずっと布団の上に座って動きません。そんな時は太腿の上を片手で2回「ポン、ポン」とタップします。これはあーちゃんに「こっちに来て良いよ!」というの意味のゼスチャーになります。

私がテレビを座椅子に座って観ている時にあーちゃんが私の顔をじっと見つめています。そんな時、太腿を「ポン、ポン」と2回タップすると太腿の上に乗ってきます。

夜、私が眠ろうとするとあーちゃんが私の枕の横に座り私の顔をじっと見つめます。私が掛け布団をたくし上げ敷布団の上を「ポン、ポン」とタップすると布団の中に入って来ます。でもこれをしないで寝ると枕元で「入れてー」と鳴くから結局同じなんですけどね。

あーちゃんがブラッシングをする時は必ず最初は前脚を左太腿、後脚を右太腿に置いて4本脚で立つんです。私はまずあーちゃんのお腹のブラッシングをします。その後に背中、最後に尻尾のブラッシングをします。一通り終わるとあーちゃん太腿から降りて向きを変えてまた乗ってきます。今度は前脚が右太腿、後脚が左太腿になります。さっきの向きではブラッシングしづらかった右側面が手前になります。こうして2〜3回クルクルと向きを変えブラッシングを続けていると今度はあーちゃんは私の太腿の上に座り込みます。写真の体勢ですね。こうなると頭、左右のヒゲ、耳の下、アゴ、胸をブラッシングします。あーちゃんよっぽど気持ちが良いのか口元にいっぱいヨダレをためます。

気持ちが良いので「もっと!もっと!」となりそうなところですが意外にも終わりはあーちゃんが決めることが多いのです。ぴょんと太腿から飛び降りて水を飲みに行こうとします。時間に余裕がある時は「あーちゃんいいの? まだ時間あるよ」といいますがおかわりの時はまた乗っかってきますしホントにもういい時は水を飲みに行ってしまいます。逆にタイムアップになってしまった時には「あーちゃんゴメン!今日はおしまい」と言って両手であーちゃんのお腹を抱きかかえる仕草をするとぴょんと太腿から飛び降り水を飲みに行きます。

あーちゃん賢すぎ!(親バカ)

続く

byゆたんぽ

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霊猫あーちゃんとの生活 #013」への4件のフィードバック

  1. あーちゃんのブラッシング姿、幸せそうですね!ゆたんぽさんの方が幸せなのかな?

    ブラッシングの終わりを決めるのはあーちゃんと言うところが、猫っぽいです(笑)

  2. 習慣的にそろそろ出かけるのかなと、あーちゃんも分かっているんでしょうね。
    大事にされていると、ある程度の意思疎通は出来るみたいです。

  3. 猫ちゃんはブラッシングのような濃密なお付き合いは嫌いなように勝手に思っていましたが、勘違いでしたね!
    ゆたんぽさんとあーちゃん、ほんとラブラブですね~(^u^)
    あーちゃん、ほんと空気を読む賢い子ですね。

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