霊猫あーちゃんとの生活 #017

ー  あーちゃんの逆襲(ウソ!)  ー

結論から言うとあーちゃんの健康状態は全く問題がありませんでした。血液検査の結果も良好、肥満も問題がないとされました。そして何より一番気になっていた尿路結石の可能性はないことが明らかになりました。とにかくひと安心です。あーちゃんの健康優良猫伝説は守られました。「ん! ちょっと待てヨ。じゃあ、あーちゃん何で粗相を繰り返してたんだ。」

トイレは恐らく問題がない、病気が原因というセンも消えた。謎解きは振り出しに戻りました。その後も時々、あーちゃんは粗相を繰り返します。それからはあーちゃんが粗相をする度にどんな状況で発生しているのか注意深く観察することにしました。

そして粗相をする時の法則をやっと掴むことが出来ました。『あーちゃんは1人で留守番している時に粗相をしていることが多かったのです』私が仕事に行く日は朝出かけて夕方に帰って来ます。私が居ない間は私の母親が自宅にいます。基本的にあーちゃんの世話は私が行っており母親が関与することはあまりないのですがごく稀にあーちゃんの遊び相手になっているそうです。だからあーちゃんが1人で留守番をすることはほとんどないのですがその母親も医者に行ったり習い事に行ったりで家を空けることがたまにあります。そんな日の夜、あーちゃんの世話をしようとしたときにあーちゃんの粗相に気づくことが多いのです。

また、私が休みの日であっても母親と買い物に出かけて帰ってくると粗相していたことがありました。あーちゃんはどうやら寂しいと家族の気を引くためにわざとトイレ以外でオシッコをしているとの結論に達しました。あーちゃんがうちの子になってもう間も無く2年が経ちますが最初の頃はちゃんとトイレが出来ていました。最初から上手くトイレが出来なかったのなら話は別ですが、途中からと言うのがあーちゃんなりの考えを元に行動しているとしか思えません。あーちゃんはビックリするくらい賢い猫なのできっとそうなのでしょう。

今現在もあーちゃんのトイレ以外の場所でのオシッコは治っていませんがここまでくるとまた違った感情もあるようです。あーちゃんはやっと他の猫に気兼ねなく生活することに慣れたのでしょう。自分だけのご飯、自分だけのトイレはやっと素の自分を出せる環境になった証だと理解しているようです。

ただいくらボロ家とは言え家中トイレにされてはかないません。しかしそこは賢いあーちゃん、抜かりはありません。あーちゃんは今、2台ある自分専用トイレのうち1階のトイレしか使いません。最初は2階にあるトイレと区別することなく使用していたのですが今は2階ではオシッコはおろかウンチもしなくなりました。2階のトイレもいつでも使えるように猫砂は1階と同じ物が入っていますがいつまでたっても交換したその時のままです。1階のトイレはあーちゃんの玄関からの脱出防止の為に行き止まりにしてしまった廊下の奥にあります。ここがたいそう気に入ったのかウンチもオシッコも粗相も全てこのトイレとその周辺で行われます。だから私はトイレとその周囲、トイレまでの廊下の端にペットシーツを敷き詰めることで問題解決しました。

あーちゃんはウンチはトイレにオシッコはトイレとペットシーツに時々するようになりました。廊下一つがまるまる、あーちゃんの巨大なトイレになりました。今はしれっとペットシーツにオシッコしています。室内犬を飼っている方は分かるかと思いますが犬のオシッコの仕方とおんなじです。違うのはペットシーツで用を足した後でも砂をかける動作をするのでペットシーツが破れたりぐしゃぐしゃになってしまうことです。「あーちゃん!だったら1メートル移動して砂の上でオシッコして!」

最近ではちゃんと砂の上でオシッコしてあると頭を撫でて褒めてあげますが、その時はあーちゃんは嬉しそうな顔をするのにペットシーツでする開放感がクセになったのか砂とペットシーツに交互にします。あーちゃんが賢い猫だと言うのなら粗相も躾をして直せば良いと考えられる方もいらっしゃるかもしれませんが今はそのつもりがありません。何故ならあーちゃんは粗相程度の欠点が些細に思える程、飼い主にストレスを与えない賢く、優しい、手のかからない猫だからです。これ以上、求めたらAI搭載の猫ロボットを飼うしかありません。猫ロボットがあーちゃんの代わりになるとはとても思えません。

あーちゃんは実際のところ、食に対する欲望も希薄な性格です。朝出したご飯が夕方近くまで残っていることも珍しくありません(食欲が無い訳ではありません夕飯もちゃんと食べますから)こんなあーちゃんが肥満だったとは今となってはとても信じられません。優しいあーちゃんは他の猫との生存競争が余程、ストレスだったのでしょう。だからこそのストレス太りだったのかもしれません。今、あーちゃんはやっと自分らしく生きていけるようになったのです。あーちゃんは人間のことが大好きです。だから「私をもっと見て」とばかりに粗相を繰り返していたのでしょう。

あーちゃんは『愛を乞う猫』なのです。

続く

byゆたんぽ

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4 thoughts on “霊猫あーちゃんとの生活 #017

  1. 飼い主の気を引くための粗相の話は良く聞きます。「こうすれば自分に意識を向けてくれる」
    ペットなりに考えているんですよね。

    それにしても今日のあーちゃんの写真は、モデルさんのようなポーズですね(笑)

  2. 本当に素敵な写真ですね!(*^o^*)

    あーちゃん、何とか寂しさを表現したかったのですね。可愛らしい!♪

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