ある日の出来事

「あれ?道具が見当たらない。」

「確かにここに置いておいたはず。」

私は、過去に現場での道具の盗難を二度経験しております。

それを思い出し、嫌な予感がしてきました。

「またか?」ここに無造作に置いておけば盗まれてしまうかも、と思い、

早く片付けなければと思っていた矢先でした。

 

こうなると人間とは、何故か人を疑い始めてしまいます。

「そこそこ高額なものだし、盗んだ奴がいたとしたら同業者に違いない」

「いやいや、同業者でなくても売れば金になる」

「まぁ、人を疑っても仕方がない。こうなる事を予想していたのに、早く片付け

無かった自分が悪い」

 

と、諦めましたが、最近買ったばかりだし、結構高額だったということで、だんだん焦りが出てきました。

 

「この辺りは治安が悪そうだし・・・もしかしたらアイツかもしれない、アイツは金に困っていそうだもんな!」

「まぁ、代わりの道具はあるから何とか仕事は回せそうだ!しかし悔しいな!腹が立つ!!」

 

色々な事を妄想しながら念のため、仕事の車の中を探してみました。

 

「あった・・・」

 

どうやら、盗難を心配して、忙しかったので無意識的に直ぐに車に片付けていたようだ。

安心した後、少し冷静になってくると、今度は人を疑ったことに対して後悔し始めた。

 

「疑ってしまった人ごめんなさい!!」自己嫌悪が襲ってきた。

妄想しまくっていた自分が恥ずかしくなる。自分のミスなのに人を疑ってしまった。

「仮にも修行者なのに、何て気持ちの小さい奴だ!!」どうしようもなく恥ずかしくなってきた。

「何はともあれ、道具は見つかったことだし、とりあえず良かった。」と思いながらも、自分の心の未熟さに何とも後味の悪い日でした。

 

この様な心の中のやり取りが、肉体の心幽体の心霊体の心の会話かもしれません。

 

人は、霊的生命体です。

byガンリキ

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ある日の出来事」への3件のフィードバック

  1. 僕もよく勘違いして怒っていますよ~(苦笑)
    でも僕はなかなか後悔も反省もしないですけどね^^;

  2. 霊的修行者としては規範にはなりませんが私は聖人君子にならないように気をつけています(笑)
    人間の未熟さ、弱さ、狡猾さ、自己保存欲、それらのネガティブな部分を自分の一部と認めればさして他者に過大な期待はしないで済みますからね。
    私の理想は霊的進歩を遂げたクソ野郎です(笑笑)。

  3. 勘違いして自己嫌悪すること、私もよくあります。(^_^;)
    自分の中の色々な感情や意識が、肉体、幽体、霊体とそれぞれに影響されて、表面に出て来るのですから、複雑なはずですよね。
    霊魂学を知る前は、この相反する意識って何処から来るんだろう?と不思議でしたが、別の霊的身体の意識なんだと知って納得できました。

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