分かれ路(Part 1)

もう10年以上の前の話になります。しかし昨日のことのように鮮明に思い出せる経験の記憶があります。転職をした話なのですがその頃、地元で働いていて勤めていた会社をクビになりました。書類上は自己都合による退職となっていますがいわゆる不当解雇という奴です。今考えれば労基上はなんら当方に落ち度が無くゴネれば十分に会社にダメージを与えることが出来たのですがそれはしませんでした。

何故なら法律の知識が十分になかったことに加えて拾って貰った恩義を社長に感じていた為にあくまでも期待に応えられない自分が悪かったと感じたからでした。今も地元で細々と扱い易い潰しの効かない人間を雇って営業を続けていますがその前を通るたびにこんなところで飼い殺しに合わなくて本当に良かったと胸を撫で下ろしています。

しかし今でも腹立たしく思い出すのは退職の挨拶に美味しいと評判の和菓子屋のどら焼きをわざわざ買って持って行ってしまったことです。「あんな社長と同族の経営者達にはその辺の泥団子で十分だった!」と心底後悔しています。

しかしこの経験はその後の人生に役立つ教訓を沢山与えて貰いました。組織に対しては扱い易い猫を演じて決して強力な牙を隠し持った虎だと気付かれてはならないと、気付かれたら安易に切れない首輪と口輪をはめられていいように利用されると

しかしこの退職の2〜3ヶ月前にこんな退職劇が起こるとはつゆ知らずある人に転職を勧められていました。その時は丁重にお断りしたものの間を空けず無職になってしまったもので後で分かって気分を害さぬようにと自分から経緯を説明しました。その人の再度の勧めもあり、とある企業の面接を受けました。

そこはある上場企業のグループ会社でした。一代で地方の商店から日本中に店舗を持つに至ったカリスマ経営者が作り上げた会社のアミューズメント部門を担う子会社です。前回、募集していた部門は人が決まってしまったが他の部門の募集は継続しているので良かったら本社で面接を受けてみないかという話になりました。

横浜にある本社に出向いて、何やら部長とか副社長とか2〜3人と面接して結果は後日、連絡するということになり1週間程経った後、内定の連絡を貰いました。程なくして退職即、再就職の流れが出来上がりました。

ここまでお話すると田舎の零細企業から上場企業のグループ会社へのステップアップとちょっとしたサクセスストーリーっぽく聞こえますがここから我が人生において最も幽体が傷ついて弱体化した時期が始まります。以前の投稿『夜明け前が一番暗い』で若干触れた鬱病を発症したのもこの会社に在籍している時でした。

話はやや横道にそれますが人はとかく組織の権威とか他人の肩書きとかに弱いものです。従業員、何万人のグローバル企業だとか何々大学の教授だとか、しかしそれは単なる人間の集合体であったり社会における便宜上の呼称であったりその人個人の価値や重要性を測るには余にも曖昧で不確かなスケールです。

私は忠義と言うものを人一倍大切にしているという自負があります。忠義と言うものは組織とか権威とか肩書きとかに持つべきではないと考えています。あくまでも個人のこの人に対してなら命を差し出しても惜しくはないという想いこそが真の忠義だとおもうのです。しかし自身が未熟だとなかなか他人の本質を見抜くことは容易ではありません。なので今は自分の未熟さを指摘し成長させてくれる存在に対して忠義を持つよう自身を戒めています。

ここから私の霊的退歩が始まる訳ですが今となってはこの霊的に劣悪な環境を目の当たりにすることが出来たが故に躊躇なく霊的修行者の道を歩めることが出来たと考えています。今、目に見えるものが全てではないといつも指導霊様や守護霊様がおっしゃっているように感じます。その時に全く気が付いていなかったのに後になってその本当の意味を知る。私程度の人間にさえ頻繁に起こるのですからきっと皆さんの人生においても日常的に起きていると思います。

時々、この時の急激な環境の変化が邪霊の罠だったのではなかったのかと考えてしまうことがあります。あのまま今でも幽体が悲鳴を上げ続ける霊的に劣悪な環境下で生活維持と良い暮らしをする為にと肉体にムチ打って働き続けていたとしたら契山館にも神伝の法にも出逢うこと無く肉体の使用期限後には地獄に直行していたことでしょう。

でもしかし当時の私のように生きているいる人は今の時代は多数派な気がしてなりません。一旦、システムに組み込まれてしまうと自分の力だけで抜け出せるのは至難の技です。人よりもずっと強くタフであると当時は信じて疑わなかった私が言うのですから間違いありません。

どうも安易に書き始めたこの投稿、思わぬ長編になりそうな感じになって来ました。まだ入社後の話になっていないにもかかわらずこの長さです(笑)これは継続させて頂きます。

後日談を一つ紹介させて下さい。

私にこの会社を紹介してくれた人物、今は消息が判りません。この会社に在籍していた頃、私の武道の師匠に大変な無礼と不義理を働いたことを知り、縁切りをしました。その後、この人物といつも行動を共にしていた人から1回だけこの人物についての大事な話があるので連絡が欲しいとメールが来ましたが私から連絡を取ることはありませんでした。そのまま今日に至ります。

武道の師匠も私が忠義を持って接している数少ない人の1人です。

続く

byゆたんぽ

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3 thoughts on “分かれ路(Part 1)

  1. 人生の分かれ路は誰でもありますよね。私も泥団子を食わせてやりたいと思った人はいます。
    ですが、年月を経るとその人との経験が生かされたことも多々ありました。

    人間関係も、思い返してみれば意味深いですよね。

  2. 僕も今の職場には勉強させられましたよ^^;
    今まで通りなら、辞めていたでしょうけど、辞めるくらいならクビになってやる!とヤケクソになったおかげで10年以上働いています(苦笑)
    ずーっと、ハイハイって素直に言う事を聞いていたら大変な事になるって勉強になりましたよ^^;
    特に関西は舐められたら終わりですからね~。こっちも攻撃的でいないと(`・ω・´)(苦笑)

  3. 私は人付き合い下手なので、職場ではいつもうまく立ち回れません。以前はその事で随分苦しんだように思います。
    ですがそんな私でも霊的トレーニングをしているうちに、悩みも苦しみも決して悪いものじゃないと、全部勉強になるんだと、いつの間にか思えるようになりました。
    人生に対して視野が広くなるような実感があるので、職場関係で悩んでいる方にも、是非霊的トレーニングをおすすめしたいです。

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