分かれ路(Part3)

客単価と言う用語があります。不特定多数の顧客を相手に商売しているサービス業に関係している方ならご存知かと思いますが、1人あたりの顧客がお店に落とす(支払う)金額のことです。お店の売り上げはこの客単価に来店人数を掛け合わせたものです。逆に売り上げから来店客数を割ると平均客単価と言われるものになります。これは経済書とかに載っている話しではなく、あくまで経験則からきた飲食業上の俗説なのですが私自身は確度が高い説だと思っています。

この平均客単価が1,000円を割ると急に顧客の質(民度)が下がる、平たく言うとタチの悪い客が増えると言われています。私の関わっていた業界は飲食がメインではないものの上記の客単価を上げる為に食事の提供も行っていました。本業のサービスと食事の提供で売り上げを構成していました。この時の平均客単価は1,000円前後とお考え下さい(正確な数値を出すと業界がバレてしまいますのでボカシますが業界トップの売上を上げていたリーディングカンパニーです)。加えて年中無休の24時間営業なのであらゆる種類の人間が出入りしています。

チョット話は変わりますが皆さんは警察への110番通報をご自身でしたことが今までの人生を振り返って何回ありますか?おそらく1回あるかないかでしょう。あったとしても交通事故の通報と言ったところでしょうか。私はこの会社の店長時代、平均すると月1回は警察を呼んでいました。平均するとですから呼ばない月もあれば月に3回呼んだこともあります。警察の呼び方と捜査への協力方法、捜査の流れ等、警察関係者ではない一般人としては飛び抜けて熟知していると言う自負があります。(自慢にはなりませんが)

のべにすると何千人、忙しい繁盛店なら万の単位での顧客との関わりが生まれます。やはり一定数の犯罪者が混じっているのです。警察を呼ぶ事件として一番多いのは無銭飲食、次に店舗内での窃盗、寸借詐欺、泥酔者が暴れる、と言った順番でしょうか。勿論、これだけあっても全てに警察を呼ぶ訳ではありません。自力で解決したり泣き寝入りする場合もあります。

今更ながら本当に凄まじい日常生活でしたね。まあ殆どの顧客は犯罪とは無縁の善良な人々でしたがタチの悪い客と言うものは外見からは判断出来ません。私が新たに赴任した店舗でいつも最初に行っていたのが防犯カメラのレンズ清掃とカメラの画角調整(死角を最小限にする)と録画機の操作を覚えることでしたから笑えませんね。後、皆さんの今後の人生において役に立つとは思えない豆知識ですが喰い逃げする輩の共通した特徴は高い単価の食事をとにかくアホみたいに注文して食べまくります。ほとんど無銭飲食者は出来心ではなく確信的に行うので出来もしない食い溜めをしようとするのです。だからチョット違和感のある料理の注文をする客はアルバイト従業員に対して目を離さない様にさりげなく指示を出していました。でも大概は単なる大食漢のお客さんだったんですけどね(笑)

とにかく店舗内で起きた顧客絡みのトラブルはいつも最前線に立って処理しました。非番の時も携帯電話を常に傍らに起き判断に迷う問題が起きた時は直ぐに連絡をさせるようにしました。いざ問題が起きると休み中だろうと真夜中だろうと着替えて直ぐ店舗に駆けつけました。店舗側に非がないと私が判断すれば顧客であろうとも正面から喧嘩をして出禁(出入り禁止のことです)にしました。アルバイト従業員が安心して働ける。その為に店長は皆さんより高い給料を貰っているが口癖でした。

立派な店長さんですねー

しかし霊魂学を学び霊的修行者となった今現在、思うにこの信念と実際の行動、置かれていた環境が著しくかつ急速に自身の幽体を弱体化させて行ったことは間違いありません。実社会では褒められ賞賛される行動であったとしても霊的事実、霊的側面を知らず、その問題に対して有効な対策を施さなければこの店長さんは死後地獄へ直行します。そして利他的な行動を心がけて正義を持って生きたのに地獄に堕とされたと神を呪うのでしょう。

一体何故、地獄に堕ちなければならないほど幽体が傷付き弱体化してしまったのでしょうか?

原因1

不特定多数の人間と接する環境であった。

霊的環境が著しく悪い現在、《神伝の法》の修行者以外の幽体は多少なりとも問題を抱えています。昔はその問題を解決できる方法の一つである高く高級な幽気が降り注ぐ場所がまだ地上にいくつかありました。しかし今現在は意図的に作られた場所(契山館によって)以外はこの地球上には皆無です。高い幽気と接する機会が無いまま生活を続けていると幽体はドンドン活力を失っていきます。みんな幽体が不健康なので人が居ない場所よりも人が多くいる場所の方が低い幽気に満ちている可能性が高いのです。

原因2

念を飛ばしあってお互いの幽体を傷つけあっていた。

念は幽体を傷つけるナイフにも銃弾にもなり得ます。肉体を持った人間は念は出しますが狙い済ませて当てることは出来ません。全く無関係の人の幽体に刺さることもあるくらいです。しかしご丁寧にこの念を利用して生きている人間の幽体に正確に当てることが出来る。邪霊という存在がいます。この邪霊、とにかく人間から攻撃的な念をあの手のこの手で絞り出させお互いの幽体を傷つけ合わせて自分達の地獄での子分を増やすことだけを存在理由にしている集団です。正義だろうが悪だろうが人間を争わせることにその頭脳を使い争いの種を蒔いている連中です。この店長さんに邪霊が関与していたかは定かではありませんが念によって他人の幽体を傷つけ、他人の念で自身の幽体を傷つけられていたことは間違いありません。

この頃からでしょうか頭がボーっとして集中力が途切れてしまうことが時々ありました。でもまだそれもほんの序章に過ぎなかったのです。

続く

byゆたんぽ

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分かれ路(Part3)」への3件のフィードバック

  1. 客商売は大変ですね。お金を払っていると言う正当な理由でギリギリの理不尽まで受け入れなければいけないと言うのは、結構辛いと思います。

    正義感が強い故に必要以上の念を受けてしまい、その結幽体をボロボロにしてしまう典型的な話だと思います。

    しかし、やはり正義感が強いと言うのは人間としても男としても憧れでもあります。それを貫くためには自分の幽体の事も知っておいた方が良いですね。

    死んでも尚、理不尽な世界に落ちないためにも、生きているうちに勉強しましょう。契山館にはその用意があります。

  2. 大変なお仕事ですね~( ̄□ ̄;)!!
    霊的修行者なら大丈夫でしょうけど、一般的な店長さんは念でボロボロかも知れないですね~(´・ω・`)
    店長さんは神伝の法を行った方が良いですよ!(`・ω・´)

  3. ゆたんぽさん、大変な生活だったのですね!下で働いている方にとっては有り難かったことでしょうが…。
    うちの舅もよく言うんですよ、「俺は誰より正義感が強く、皆のために頑張ってきた。こんなに人のために生きてきたんだから、まぁ地獄に落ちることはないだろう。」と。
    実際その通りで、本当によく働く人なのですが、働いている自信がある分、他人に厳しく、イチャモンをつけてるだけようなケンカをよくしています。

    幽体の話をすると、怖がって聞いてくれないのですが、知らない方がよっぽど怖いのをいつか分かって欲しいです。

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