霊猫あーちゃんとの生活 #034

ー タンシオ、メンコ、あーちゃん ー

タンシオはてっきり野良猫から飼い猫になったと思いきや、どうもそうではない可能性が高くなって来ました。何故ならほぼ毎日、私の帰宅する時の車のエンジン音を聞きつけて縦横無尽に出没するからです。時間帯も朝昼晩と神出鬼没なのです。以前は小ぶりながらややふっくらしていた体躯がだいぶ痩せて少しアバラが浮いて来ました。病的な痩せ方ではありませんが精悍なオスネコになった感じです。

あーちゃんは相変わらず可愛い猫なのですがタンシオもあーちゃんとは違った魅力があり、とても可愛いのです。あーちゃんが雌でタンシオが雄と言うこともあり甘え方や性格がまるで違います。よく猫の場合、オスネコの方が単純で甘えん坊な性格な子が多いと良く言われますがそれは正しいとあーちゃんとタンシオを見ていると感じます。あーちゃんはしたたかでタンシオはストレートです。あーちゃんとタンシオの性格や行動を比較するとその違いがはっきりと理解出来ると思います。

タンシオは撫でて欲しい時、子猫のような声色を使って鳴きながら近づいて来ます。正に子猫のフリをして甘えてきます。一方あーちゃんは黙って近づいてくると側で座って撫でられるのを待っています。自分から撫でてアピールはしません。あえて撫でずに無視していると私の視界に入る場所に移動してジッと私を見つめて存在を示します。おっきな瞳をさらに大きく見開いて「私、ここにいるよ!」アピールが始まります。もうこれをやられると逆らえません。「あーちゃんおいで!」と言うと太腿に飛び乗って来ます。あーちゃんは本当にしたたかです(笑)

あーちゃんは瞳が金色、タンシオは薄い青色

あーちゃんは抱っこが嫌い、タンシオは抱っこが好き

あーちゃんは目ヤニを取るのを嫌がる、タンシオはおとなしく取らせる。

あーちゃんはタンシオを撫でいるのを目撃すると、ぐるんぐるん身をよじってヤキモチを焼く、タンシオはあーちゃんを撫でているところを見ても別に平気。

あーちゃんは鼻と鼻の挨拶はしない、しようとすると顔を背ける(鼻では無く上唇だと顔を自分から近づけてくる)、タンシオは鼻と鼻の挨拶を嫌がらないがいつもポカンとした表情をする。

ざっとこんな感じで見事に性格や行動の違いが列挙出来ますがあーちゃんとタンシオに共通していることはとにかく私のことが好きで好きでたまらないと言うことのようです。

まあ、あーちゃんはうちの飼い猫なので日々の世話をすることは当然なのですがタンシオも可愛い過ぎてついつい餌を与えてしまいます。本当は野良猫に餌を与えることはよくないのですがどうしても情が湧いてしまいます。可愛いからとか、かわいそうだとかの理由で野良猫に餌を与えてしまうと結果、野良猫に繁殖の機会を与えてしまい不幸な野良猫をさらに増やしてしまいます。だから野良猫には餌を与えず、出来る限り無視していたのですが私を慕って来るタンシオにはついつい餌を与えてしまいます。

そこまで可愛いと言うならタンシオも飼ってしまえば良いと思うかもしれませんがあーちゃんは多頭飼いは絶対無理なのでそれだけは出来ません。あーちゃんの寿命が尽きるまでうちの飼い猫はあーちゃんのみと言うのが決め事なのです。

しかし当のタンシオはうちに来ても餌は殆ど食べてくれません。ひたすら私に撫でられる為に通って来るのです。その餌を余りにも食べない様からきっと近所の誰かがタンシオを飼育していると信じていたのですが最近ではその推論に自信がなくなってきました。もっとも私がたまに野良猫に出す餌は貰い物のドッグフードなのでよっぽど飢えた野良猫しか食べません。ちなみに猫がドッグフードを食べても健康を害すことはないのですがドッグフードだけでは取れない栄養素がある為に、長期間与えることは良くないそうです。あくまで飢えに苦しむよりはマシだと考え衛生的な飲み水と合わせて野良猫用にたまに庭に出すことと決めている程度です。(キャットフードを犬が食べることは問題ないそうです。喜んで食べるかは別ですが)。

うちでは餌を与えても食べてくれないタンシオですがそのタンシオが食べない餌を目当てにメンコが今、うちの庭に住みついています。メンコはとにかくあーちゃんやタンシオとは真逆で人間が怖くて仕方ないようです。メンコはあーちゃんと同じメスネコですがどうやら最近妊娠したらしいのです。うちの庭に住みつき始めたのは、なんとしても子供を産んで育てようとなりふり構っていられないと腹をくくったのだと思います。

メンコがうちの庭から離れないのは他の野良猫より先にタンシオが私に逢いに来ることを知る為でしょう。メンコは私がタンシオを撫でた後にタンシオに餌を与えることを知っています。その後タンシオが与えられた餌に手を付けず餌皿に残っている餌をたいらげるのです。余りに見事な連携プレイの為、人間に懐かず、かわいげのないメンコがタンシオの為に出した餌を食べても黙認しています。もしかしたらずっと前からタンシオは人間が怖いメンコの為にこうしてメンコの食いぶちを人間に撫でられることで作り出していたのかもしれません。更に想像を膨らませると実はメンコのお腹の中の子はタンシオの子なのかもしれません。

タンシオは付かず離れずの距離でいつもメンコが食べている様を見ています。メンコが餌を食べ終わりいつの間にやら居なくなるとタンシオもまたいつの間にやら何処かへ消えているのでした。

続く

byゆたんぽ

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4 thoughts on “霊猫あーちゃんとの生活 #034

  1. ゆたんぽさんちの庭は猫だらけになってしまいますね(笑)

    動物に興味がない人には分からないかもしれませんが、本当にそれぞれ性格が違いますよね。

    あーちゃんシリーズに登場する猫たちも、読んでいてこちらも妄想が膨らみます。

    猫も生きて行くためにはいろいろ考えるのでしょうが、可愛げのない猫がいたとしても、
    人間のように自然を壊したり、他人に危害を加えたり、陥れたりする動物はいないように思います。

  2. 帰ると、自分のことが好きで好きで仕方がない子達が待ってるなんて、ゆたんぽさん、飼い主冥利に尽きますね(^o^)

    犬だとなかなか他の子の性格まで分かりませんが、出入りする猫ちゃんがいると、個体差が分かって面白いですね。
    メンコちゃんのこの後が気になります。

  3. ゆたんぽさんの観察力すごいです!
    そこまで理解してくれる人だから、ネコ達も安心するんだろうなぁと思いました。
    母になるメンコちゃん、たくましいです。(*´ω`)

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