サンクコスト

私は整理整頓が物心ついた時から大の苦手でした。小学生の頃の通信簿には毎回、判で押したように「整理整頓を心掛けましょう」と書かれていました。

それは人生の折り返しを過ぎたであろう、いいオッサンになった今現在でも全く変わりません。だだ学期末ごとに注意する人間が居なくなっただけの話です。同居している年老いた母親も、もう何十年も前に諦めて何も言いません。たまに私の部屋に入ることがあってその乱雑さに思い出したように嫌味を言うくらいです。

別に何も困ることもないので何を言われても蛙の面に水(ションベン)です。でも最近新しい言い訳を一つ仕入れました。

とある研究によれば整理整頓が出来ない人間は整理整頓が得意な人間よりも知能指数が高い傾向にあるそうです。一見、整理されて居ない状態であったとしても、ちゃんと何処に何があるのかを把握しており困ることがないそうなのです。さすがにゴミ屋敷にまで進化してしまうと何処に何があるのか正確に把握しているとは到底考えられませんのであれはまた違う脳と精神の状態なのでしょう。

言われてみれば確かに汚部屋の中の何処に何があるのかほぼ把握しているので探し物が無いと困ることはありません。むしろ勝手に掃除や整理整頓される方がパニックになります。

なので整理整頓が成されて居ない部屋に対して母親から嫌味を言われても「賢く産んでくれてありがとう。賢い人間は整理整頓が出来ないんだヨ」と言い返します(笑)

しかしそんな私もどうしても整理整頓をせざるを得ない時が来ます。他人を家に上げる時です。最近ではインターネットの光回線工事で工事業者を部屋に招き入れる必要に迫られた場面でした。

汚部屋を見られて「私は賢いので整理整頓が出来ないのですよ」と言っても工事業者さん苦笑いするしかありません。そこで渋々、整理整頓と完全清掃を一念発起して始めるのですが整理整頓が苦手な人間の傾向の一つに物が捨てられないということがあることに気がつきました。

例えば部屋の中に使っていない物が転がっていたとしてこれを捨てればその分スペースも確保出来き見た目もグンと良くなりその後の清掃もやり易い、女性なら着なくなった洋服なんかの例が分かりやすいかもしれません。何年も着ることがない服を捨てることが出来ればその分、収納スペースが増えてクローゼットが大分スッキリして多くのメリットを享受出来るのにそれがなかなか出来ない。

それが出来ない理由の一つに、今は不要な物に対して購入した当時、相応の対価を払ったと言う事実の記憶があるのです。

経済学でサンクコスト(sunk  costs)という概念があります。これは日本語に訳すと《埋没費用》という意味です。その定義はと言うと

『既に支出されどのような意識決定をしても回収出来ない費用のこと』とされています。

もう一つ分かりやすい例を挙げてみると

あなたは大好きなスポーツの試合の前売り券を8,000円で購入しました。大好きなアーティストのコンサートでも構いません。とにかくずっと楽しみにして絶対に観戦したいのです。片道6時間かけて会場に到着していよいよ入場という段になって前売り券を自宅に忘れて来たことに気が付きます。しかし会場で当日券が12,000円で販売されてました。

あなたならどうしますか?

この場合、サンクコストは前売り券8,000円になります。そしてどのような意識決定をしても8,000円が回収出来ないことが理解して頂けたと思います。12,000円で当日券を買って観戦したとしても、諦めて帰ったとしても釈然としない想いが残り納得出来る方は皆無だと思います。

またサンクコストの補足の説明にこのようなものがありました。

『それまでに費やした資金や労力、時を惜しんで事業を継続すると、損失が拡大する恐れがあることから意思決定に際して、サンクコストは無視するのが合理的とされる』

このサンクコストに関する人々の思考傾向は宗教や信仰にも当てはまると私は考えています。一つ参考にして頂きたい世界規模で行ったギャラップ・インターナショナルのアンケートの結果を一部引用してご紹介します。

自分は宗教的である。        62%

人は魂を持っている。        74%

神を信じている。               71%

天国はあるとおもう。        56%

死後の世界は存在する。    54%

地獄の存在を信じる。        49%

無神論者の割合   1位 中国 67%   2位 日本  29%

この結果については皆さんが個々に感想を持って頂けたらと思いますが今は日本の状況を中心に話を進めさせて頂きます。無神論者の29%については何も申し上げません。自身の決定に自己責任で臨んでくださいとしか言えません。何処にも寄り道もしない真っ直ぐな道が既に決定しているとだけお伝えしておきます。

残りの約7割の人間はおそらく程度の差こそあれ死後の世界の存在を認知していると考えられます。しかしほぼ全員が死後は天国へ行きたいと願っているはずです。中には強い信仰を持ち宗教を通して天国に行く為、少しでも神さま近づく為に熱心に努力されている方も多数おられることでしょう。かく言う私も天国と呼んでも良い場所に行けるよう日々の霊的修行を行っています。

しかし契山館が主張する天国に行く為の条件の中に愛を持って他人に接するとか利他的な人生を送って他人に感謝される生き方をするとかご先祖様の供養を欠かさないとかという教えはありません。無いよりはあった方が良いがそれが決定的な要素にはならないという立場をとっています。

なによりも大切で重要なことは自身が死後使用する、幽体という肉体とは別の体を健全化(強化)し死後の準備をするということなのです。

私が知る限りこのような主張をしている宗教団体は契山館しかありません。だからこそ今まで天国に行く為の努力を伝統宗教や新興宗教の教えの中で信仰心を持って何十年も滅私奉公して来た方には受け入れ難いのかもしれません。

誰もが自身の身を捧げて守って来たものが無意味だったのかもしれないと認めてしまうのは怖いものです。

愛は尊いものです。でもしかし幽体を健全にした者が愛を持つ生き方をすればば更に尊い存在になれると私は考えます。

サンクコストは回収出来ません。先ず最初に幽体を鍛えてください。

byゆたんぽ

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6 thoughts on “サンクコスト

  1. 整理整頓ができない人は知能が高い傾向。うれしい言い訳ですね(笑)私も使わせていただきます!それとは違いますが、以前テレビを見ていたら、ある脳生理学者さんが、「字が汚い人は、脳の回転が速い」と言っていました。脳のスピードに手の動きが付いて行けないとかどうとか。
    どっちも私にはうれしい情報です(笑)

    宗教的な人はまだまだ居るのですね!!

    宗教的なサンクコスト、なるほど!と思いました。

    そう言った人たちが水波霊魂学を受け入れるためには、相当苦しい思いをするのかもしれませんね。

    ですが、そこからしか始まらないのも事実だと思います。

  2. 家も汚いですよ~。しかもどこに何があるのかよく分からない(苦笑)
    しかも他人に見られても平気ですからね~(苦笑)
    まだ霊的な事を信じる人はいるんですね~。
    霊魂学を知って欲しいです(´・人・`)
    宗教って毛嫌いせずに、死後の世界の法則の知識だけでも身につけて欲しいです(´・人・`)

  3. 私も、最初に《契山館》に出会った時は、『霊的に進歩・向上するためには、《霊的トレーニング》で《幽体》を鍛える必要がある』という点が、どうしても受け入れられませんでした。

    善行や愛行や反省行などを、熱心に行っていれば、霊的に進歩・向上出来ると信じていたので、それで十分だと思っていたのです。

    ですから、ここの団体は他の内容は凄いのに、なぜ《幽体》を鍛える、などと言うのだろう?とさえ思ったものです。

    でも、徐々に、そういうこともあるかもしれない、と思えるようになって、入会してみたら、それが疑いようのない真実であることが分かりました。

    本当の意味で善行や愛行を実践するためにも、まず《幽体》を鍛える必要があることが分かりました。

    とにかく、《霊的トレーニング》で《幽体》を鍛え始めて頂ければ、《契山館》の主張が真実であると、お分かり頂けると思います。

    ちなみに、私も整理整頓が全く出来ません。
    整理整頓をする時間があったら、別の事をやってしまいます。

    でも確かに、探し物が見つからないということは、まずないですね。

    残念ながら、知能指数の件は、私には当てはまりませんが(笑)、今度から、そのように主張することにします。

  4. 私は主婦なので片付け担当ですが、ただいま仕事が忙しい時期で部屋がカオス状態です・・・(´Д`)
    でもゆたんぽさん説は、片付けた先を忘れてしまうアホ太郎の私には当てはまらず、残念無念です(笑)。

    宗教的なサンクコスト状態に気づくと、大変苦しいことでしょうね。
    トイレを綺麗にしたり、道ばたを掃除するなどボランティアに勤しむことは、人として素晴らしいですが、天国へ行くための行為と思われているのなら、なんとしてもその大きな誤解を水波霊魂学で解かれてください。

  5. 私も片付ける側なのですが、なるほど、片付けても喜ばれないのはそういうことなんですね。よくあれがない、これがない、と捜索願いが来ます。(;´・ω・)

    これまで信じてきたことが無駄になることって、やっぱり認めたくないですよね。でも、もしかしたら真実かもしれないと少しでも思えたら、霊魂学の書籍を一度じっくり読んで頂きたいです。

  6. お金と時間を掛けて、良く分からないもの、新しいものに飛び込むというのは難しいですね。

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