『霊的なお話1 武士の時代編』を再読して

《水波一郎先生》著、《霊的なお話1 武士の時代編》は、電子書籍のkindle版が先行発売されていましたが、今回、紙の書籍のペーパーバック版が発売になりました。

いずれも、アマゾンで販売されていますので、まだお読みでない方は、この機会に、ぜひ、お読み頂きますことをお勧め致します。

先日、kindle版を拝読させて頂いた際の感想は、当ブログに7月4日に掲載して頂いた、『《霊的なお話1 武士の時代編》を拝読して』を、合わせてお読み頂ければ幸いです。

今回は、本書をペーパーバック版で再読させて頂いたのを機に、改めまして、私の思いを述べさせて頂こうと思います。一部、前回と内容が重複しましたら、お許し下さい。

なお、ペーパーバック版に挿入されている画像や挿絵は、全てモノクロになっていますので、カラーでご覧になりたい方は、kindle版をパソコンやスマートフォンなどの、カラー表示可能な端末でお読みになることを、お勧め致します。

さて、本書は、小学校高学年用の教科書等と、同程度の平易な用語・表現が用いられていますので、小学校高学年以上の子供さんでも、十分に読破することが可能だと思います。

しかし、この決して長いとは言えない短編集は、大人にとっても、極めて重要なテーマに満ちています。

言葉として読むのは簡単です。大人なら全編を読むのに1時間もかかりません。

けれども、それぞれの章に埋め込まれているテーマは、私達が一生かかっても、答えを見出だすことが困難なものばかりです。

武士の時代が終わって、150年以上が経ちますが、私達人間の未熟さと、その未熟さに起因するであろう人間社会の根本的な問題は、現代と共通であるようです。

むしろ、素朴な信仰心が失われ、霊的な価値基準を持たない現代の方が、事態が悪化しているのが実態で、近年、霊的な環境悪化が急速に進んでしまったのが、その何よりの証拠だと言えるでしょう。

本書を読み、何を感じ、何を為していくべきなのか?
その答えを出すのに、人生を賭けて取り組むことこそ、私達、大人の責任でもあると思えるのです。

とは言え、理想は遠く、現実は厳しいものだと思います。

食べ物は無尽蔵ではないので、食べ物を摂らなければ維持すること出来ない肉体に宿っている限り、根本的な問題を克服することは出来ないのかもしれません。

では、肉体から離れられない物質界の未熟な私達は、何をやっても無駄なのでしょうか?

この劣悪になってしまった霊的環境を、改善することは出来ないのでしょうか?

そんなことはないと私は思います。

《神伝の法》の《霊的トレーニング》を行い、《幽体》を鍛えて、自らの意識の中の高級な部分が目覚めてくる方が増えれば道は拓ける、と私は確信しています。

この世を改善するのは、《神仏》でも《高貴な霊魂》の方々でも、《守護霊・指導霊》の方々でもありません。

この世を改善することが出来るのは、今現在、肉体を持ってこの世を生きる、私達人間のみなのです。

やはり、一人でも多くの方に、一日でも早く、《幽体》を鍛えるための《霊的トレーニング》を始めて頂くことが必要です。

本書、《霊的なお話1 武士の時代編》をお読み頂くことが、皆様が《水波霊魂学》を学ばれ、《神伝の法》の《霊的トレーニング》をお始めになるための、きっかけとなりますことを願ってやみません。

byなおいー

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『霊的なお話1 武士の時代編』を再読して」への4件のフィードバック

  1. 昔話のような感じで読めますが、本当に奥が深い一冊です。

    子供にとっては深い部分は難しいのかもしれませんが、もしかしたら大人では気付けない事に何かを感じるのかもしれません。

    もしかしたら実話なのかもしれませんね。

  2. いくつかの人生を垣間見せて頂いた気持ちになりました。
    武士の時代のお話ですが、現代のサラリーマンが思い悩むことにそのまま直結していて、色々考えさせられる内容になっています。

  3. 読みやすいですけど。深い本ですよね~(*´艸`*)
    感動もするので、ぜひ大人の方も読んでみてください!

  4. 短時間ですぐに読み終えてしまいますが、きっと私が考えている以上に、深い意味が込められているのでしょうね。
    読む人によっても色々な捉え方がありそうです。(*^_^*)

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