夏の風物詩

夏の風物詩と言えば多々ありますが食意地の張った私が食べ物以外で挙げるとすると、どうしても『心霊特番』は外すことは出来ません。昔は8月に入ってお盆が近づくに連れて必ずどこかのテレビ局で2〜3時間の『心霊特番』がゴールデンタイムに放送していました。

中でも特に強烈な印象が残っているのが私が小学生くらいの頃にお盆の直前までの平日の昼間に毎日放送していた『2時のワイドショー』の季節限定、心霊名物コーナー『あなたの知らない世界』でしょうか。

当時から「TV in my Life」の小学生だった私は夏休みともなるとそれこそ朝から晩までテレビにかじりついて見ていました。しかし今の世の中と違いネットの動画配信もなけビデオ(DVD)レンタルもありません(ビデオレンタルが普及し始めたのは私が高校生くらいからです)。

映像を娯楽で観ようとすれば映画館に映画を観に行くかテレビしか無い時代でした。となれば自ずとテレビに向かうしかないのです。今でもそうですが平日の昼間は子供が見て楽しめる番組は殆どありません。でも「TV  in my Life」の私はそれでもテレビをひたすら見ていました。

夏休みの時は平日昼間の午前中はNHK教育(現在のEテレです)をひたすら観ていました。当時の年齢に見合った番組なら楽しむことが出来ましたが15分から30分単位で全ての年代の学習番組が目まぐるしく放送されていきます。それこそ幼児向け番組から高校生向けまで、やはり中学生や高校生向けの番組は難解でしたがテレビを観ることが目的だったので中学生や高校生向けの番組でも観ていました。さすがに数学や古文はチンプンカンプンでしたが理科や化学はなんとか楽しめました(私の科学好きはこの頃、難しいながらもワクワクして観たお兄さん、お姉さん向けの番組がベースにあると思います)。

面白くても面白く無くてもひたすらお昼のニュースまで観続けました。お昼にソーメンを食べ、昼メロ(今は死語だそうです)を観て2時になるといよいよ『2時のワイドショー』『あなたの知らない世界』です。1時間番組で夏休みのお盆前の時期は、ほぼ全編、心霊特集です。それが月曜日から金曜日まで毎日です。午前中の苦行を考えると正にパラダイスタイムです。3時になると『3時のあなた』(知っているかなぁ、森光子司会の)を観てそれが終わると7時のニュースまではアニメの再放送や子供向け番組のオンパレードでした。

こうして夏休みは2学期が始まるまで毎日同じ様に過ごしていました。不思議と夏休みの宿題をやった記憶が殆ど無いのですがまあそこは要領の良い私のことですからなんとか上手く切り抜けたのでしょう(笑)。

お話は現在に戻りますがこうした幼少期を過ごした私ですからやはり今でも『心霊特番』は大好物です。今は激減してしまいましたがそれでもゴールデンタイムにポツリ、ポツリと放送はあります。しかしこれが昔の『心霊特番』に比べてつまらない。怖いもの見たさでワクワク、ビクビクしながら観ていた『2時のワイドショー』や昔、一世を風靡したカリスマ霊能者が出て来る『心霊特番』の方がずっと面白かったですね、勿論、真贋は別にしてもですが。

今は《水波霊魂学》と《神伝の法》の霊的修行によって霊魂の世界の真実や霊現象のカラクリ、霊能力の実像を知ってしまってから別の楽しみ方が出来る様になりましたが(素直に怖がれません)、最近の『心霊特番』を観て萎えてしまうのが『心霊動画』が幅を利かせているせいでしょう。

『心霊動画』は90年代後半から増え始め黎明期こそ私も夢中になって観た時期もありましたが今ではすっかり熱も冷めてしまいました。『心霊特番』でゲストの芸能人がワイプで抜かれて「これはヤバイ!」とか「今日は怖くて眠れない!」とか、わーきゃー言ってるとシラけてしまいます。

『心霊動画』の99%は偽物、フェイク動画です。みんなパソコンやスマホでCG加工、編集された物です。それを理解した上でよく出来たフェイク動画だと楽しむ分には良いのですがあの動画が本物だと思って怖がるのはチト滑稽な話です。今はパソコンやスマホのハードウェアーの能力が昔と比べて爆発的に進化していますから以前なら何千万円と言う機器を駆使して何人もの専門家が何週間も掛かって作っていたCGが10万円以下のパソコンでCG作成用のアプリケーションソフトを使えば半日程度の時間、それも一人で同じクオリティーの画像加工が出来てしまいます。あくまでも心霊フェイク動画の作成で小遣い稼ぎをしている人の作品の一つとして楽しむことをお勧め致します。

映像記録がデジタルで無くアナログだった頃はクオリティーの高いフェイク動画を作ることは困難だったので昔の8ミリフィルムとか家庭用アナログビデオカメラとかに映った心霊映像はちょっと怖かったですし私がハマった心霊動画もその頃のものが殆どでした、では昔の古い映像なら本物かと言うとそうでもなくなっています。一旦、古い映像をデジタルに記録し直して改めてCG加工する手法があるからです。それを更に古いVHSビデオにダビングして昔のビデオが見つかって中身を見たら凄い物が映っていたと言う演出をする強者もいるそうです。

いやはや凄い時代になったものです。古き良き『心霊特番』の時代が懐かしいです。

最後に霊的な真実を元に良く言われている心霊俗説を挙げて締めくくりたいと思います。

⒈  生き霊が幽体離脱することはない(生き霊ってそもそも居ないし、ソックリさん人形ならある)

⒉  自分が死んだ事に気が付かない霊は居ない(幽霊も馬鹿じゃないんで)

⒊  地縛霊と言うのは存在しない(みんな好きな場所に好きな時に行けます。そこに居るのは自分の意思)

⒋  除霊とか浄霊は出来ない(された振りをして霊能者の目を欺くことはありますけど)

⒌  人間が人間以外のものに生まれ変わることはない。その逆もまたしかり(今回初めて人間に生まれ変わったの?とツッコミたくなる人は多いですけど)

⒍  守護霊が付いて居ない人は無い(でも今は守護霊から姿が視え無い人が殆どで護りたくても護れない)

その他諸々、目から鱗の霊的真実に関しては以下の著書に多数、記されています。是非、お盆前の絶滅してしまった『心霊特番』の代わりに!

byゆたんぽ

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夏の風物詩」への3件のフィードバック

  1. 私は契山館を知る前はけっこう怖がりでした。小学生の頃は猫の目が光るだけでビビっていました。なので、10代の頃は友達が私を怖がらせようとし、よく騙されたものでした(笑)
    心霊写真など見せられれば、何でもないものまで何かに見えたような気になりました(笑)
    それが、ゆたんぽさんの記事にもありますように、水波霊魂学を知ってからはまったく怖くなくなりました。むしろ、生きている人間の方が恐ろしいです(笑)

    確かに今時の心霊系の動画は、映像的には高度なのかもしれませんが、霊魂学的には笑うどころか。呆れることすらあります。

    それでも、邪霊や未発達霊魂の技術も日進月歩、いたづらな動画を作る人の背後にも、違った意味で干渉しているかもしれませんね。

    知らぬは、地上の人間だけかも。

  2. 僕も心霊特番大好きでしたよ!(*´艸`*)
    ドキドキして本当に面白かったです!
    最近みたいに、ただ単に怖い動画じゃなかったですよね。
    あの時代に戻って欲しいー!

  3. ゆたんぽさん、小さい頃なのに、よく番組を細かく覚えてますね。
    「あなたの知らない世界」は私も家族でワクワクしながら見ていました。私にも懐かしい夏の思い出です(^○^)

    不思議を求める気持ちが、霊的に正しい知識に繋がればいいのですが、
    情報番組ほとんどが霊的な特集は組たがらないですもんね。
    それが人間にとって何より大切なのですが…。

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