幽体を鍛えるべき時代(その2)

前回、7月31日の『幽体を鍛えるべき時代(その1)』では、現代の霊的環境が悪化している状況下では、この世に存在している《幽気》の質が低下していること。

そのため、この世の人間の《幽体》は、必用な栄養素である高級な《幽気》を吸収する機会を失い、《幽体》が栄養失調になり、活力を失なって不健全になっていること。

不健全な《幽体》のままでは、この世においては、不道徳な霊魂の干渉を受けやすくなったり、肉体の死後は《下層の幽質界》に落ちて、苦しむことになる可能性が高まること。

それを防ぐためには、《神伝の法》の《霊的トレーニング》が有効である、と言った内容について述べさせて頂きました。

今回は、前回の続編として、私達の《幽体》を傷付け、その活力を低下させ不健全にする、《念》について、述べてみたいと思います。

ここで問題になる念とは、人間や霊魂などの《幽体》の意識から出る、激しい怒りや恨み憎しみ等の、攻撃的な念のことです。

この世の人間でも、そのような激しい思いを持つと、《幽体》から念が出て、その念が相手や、周囲の存在の《幽体》を、あたかも弓矢で射抜いたり、弾丸で撃ち抜くように、傷付けることがあるそうです。

念は物質ではないので、肉体が傷付くことはありませんが、攻撃的な念が当たれば《幽体》は損傷を受けるのです。

《幽体》が損傷を受けても、多くの場合、すぐに肉体に悪影響を及ぼすわけではないようです。ですから、通常、《幽体》が損傷を受けても、私達が気づくことはありません。

しかし、《幽体》の損傷を放置すれば、《幽体》の活力が低下し、不健全な状態になってしまい、不幸な結果を招く原因となるのです。

現代は、人々が素朴な信仰心を持っていた時代と比べて、激しい競争社会となってしまいました。

そのため私達は、望むと望まないとに関わらず、小さい頃から競争社会へと放り込まれてしまって、そこから抜け出すのは困難なのが現実です。

競争社会の中では、必然的に他の人と争う機会が増えてしまいます。そうなると、どうしても攻撃的な念が、飛び交うことになるのです。

ところが、この世の人間が出した念は、いったん放出されると、対象の相手を目指して進んで行くという志向性を持たないので、通常は、相手が目の前に居るような場合を除けば、対象の相手の《幽体》に到達する可能性は低いそうです。

しかし、そこに《霊魂》の関与があると話は別で、発信者から放たれた念を、離れた所に居る相手の《幽体》へと、届けるような技術を持った《霊魂》が存在するそうです。

怖いのは、前記のように、念が志向性を持たないことで、例えば、AさんがBさんに向けて発した恨みの念が、たまたま近くに居たCさんに当たってしまい、そのCさんの《幽体》を傷付けてしまう、などと言うようなことが起こり得ることです。

たとえCさんが、Aさんの発した恨みの念とは、全く無関係でも、念は対象者を選ばないのです。

仮にCさんが、Aさんの愛する家族であったとしても、ただ近くに居たというだけで、その《幽体》が傷
付いてしまうかもしれないのです。

あまり激しく攻撃的な念は出したくないものです。

いずれにしても、これだけ攻撃的な念が飛び交っていると、その念を全て避けることは至難の技だと言えるでしょう。

人から恨まれるようなことをした覚えがなくても、勘違いされたり、逆恨みを受けるということもあります。

さらには、前記のように、全く無関係なのに、たまたま、激しい憎悪の念を発した人の正面に居た、などということさえあるのです。

そのため、現代人の多くは、《幽体》に損傷を受けていて、《幽体》が活力を失って、不健全となる原因になっているそうです。

何しろ、いつどこから攻撃的な念が飛んでくるか分かりませんし、自身の《幽体》が酷い損傷を受けても、すぐには気付くことさえ出来ないのですから、困ったものです。

それでは、私達はどうすればよいのでしょうか?

実は、《幽体》の損傷を防止し、改善するためにも、やはり《神伝の法》の霊的トレーニングが有効なのです。

《神伝の法》によって《幽体》を鍛えるとは、《幽体》に基礎体力を付けて抵抗力を高めることでもあります。

すなわち、《幽体》を鍛えてない人なら、大きな傷を負うほどの念を受けても、《神伝の法》で《幽体》を鍛えている人なら、全く無傷か、受けてもかすり傷程度で済んだりするわけです。

また、万が一、大きな傷を負ったとしても、《神伝の法》の《霊的トレーニング》を行い、《指導霊》の方にお越し頂き、お持ちの高級な《幽気》を吸収させて頂けば、《幽体》の活力が高まって、受けた傷の回復を早めるでしょう。

さらに、必要があれば、《霊術》という、緊急手術に当たるような霊的な技法を受けることにより、回復を図ることも可能です。

ただし、《霊術》で《幽体》の傷が回復しても、現代の霊的環境下では、自身で《神伝の法》の《霊的トレーニング》を続けない限り、《幽体》が再び傷を受けるのは、時間の問題でしょう。

何度でも申し上げますが、私達、この世の人間が、この世で生きている間も、肉体の死後、《幽質界》に入ってからも、真の意味で幸せに生きるための確実な方法は、《神伝の法》の《霊的トレーニング》を習得し、日々、行っていくしかないのが現実です。

ぜひ、この機会に、お始め頂き、《死後まで続く幸福》への道にお入り頂きたいと、願っております。

byなおいー

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幽体を鍛えるべき時代(その2)」への5件のフィードバック

  1. 現代は、穢れた幽気、他者からの攻撃的な念を前提に生きて行かなければいけないようです。幽的な事が原因で肉体に影響が出るのは時間がかかるために、誰も意識しようとしません。ですが、世の中の難病などはもしかしたらそこに原因があるのかもしれません。
    一刻も早く、幽気、幽体が肉体にどのような影響を及ぼしているのかを知っていただきたいです。

  2. 霊的トレーニングを行わないと、死後は下の世界に行って大変な事になりますよ((((;゜Д゜))))ブルブル

  3. 憎んだ相手と関係のない身近な家族に『念』が当たる事も有り得ます。
    証明できる事ではありませんが…

  4. 幽体の質を向上させますと、相手の幽体にダメージを与えるような性質の念でなくなるので、例え争うことがあったとしても、念の被害者になることも、加害者になることもなくなっていきます。
    一人でも多くの方がそんな状態になれたら、今起こっている凶悪な犯罪はそれに比例して減っていくことと思います。
    人間の真の平和のために、霊的トレーニングは必須の技です。

  5. ここまで霊的な環境が悪いと、殆どの方が大なり小なり念による悪影響を受けているんじゃないでしょうか。私も以前、こんな理由で念を受けるんだ!という念による障害をご指摘頂いたことがありました…。霊魂の世界はこの世の常識がまったく通じません!(>_<)

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