「おじいさんのご褒美-むかしむかしの霊的なお話1-」を拝読して

アマゾンにおいて、「おじいさんのご褒美-むかしむかしの霊的なお話1-」のkindle版(電子書籍版)が出版されました。

紙の書籍(ペーパーバック版)は、10月14日に発売予定です。

たいへん読みやすく、示唆に富んだ、感動的な物語です。

カラー(現時点でペーパーバック版は未確認)の美しい挿し絵も多く、お子さんでも読める内容ですが、大人にとっても、人間として、一番、大切なことが書かれています。

短時間で読み切れるので、日頃、読書の習慣のない方にもお勧めです。

本書の表紙には、タイトルの他に、「おじいさんとおばあさんの霊的な物語」「おじいさん頑張れ!」「おじいさんは洗濯をして良い事がありました。おばあさんも洗濯をしましょう!」といった副題が並んでいます。

それらが意味するところは、ぜひ、本書をお読み頂きたいと思いますが、私が実感させられたことは、日常生活の中で、神様の事を考え、神様のお役に立ちたい、と願って生きることの大切さです。

もちろん、私達人間の《幽体》の発する念が、《至上の神》に届くことはありません。

《神》は、あまりにも遠く偉大な存在なので、私達人間が、直接交流をすることなど出来ません。

しかし、常に《神》を思い、《神》のお役に立ちたい、との思いで生き続けていれば、《神》にも等しいご存在の《神霊》の下で働かれている、高級な《霊魂》の方々から、気付かぬうちにも、思わぬご褒美を頂けることもある、ということなのでしょう。

これは、昔々の霊的なお話、とあるように、数百年前の時代の物語なのかもしれません。

しかし、人間にとって、最も大切なことが、数百年で変わってしまうとは思えません。

現代の私達は、人間としては当たり前の、素朴な信仰心を失い、あまりにも自己中心的な生き方を、追求し過ぎているのかもしれません。

この物語では、おじいさんが川へ洗濯に行きます。
そして、川で洗濯をしたことにより、「良い事」が起こります。

現代では、洗濯機で簡単に洗濯物が洗えるので、通常、川で洗濯をすることはないかもしれません。

しかし、肉体の死後の、《幽質界》での生活の事を考えると、今のうちに、どうしても洗濯しておかなければならないものがあります。

それは物質ではないので、洗濯機では洗えません。
ただ、川で水浴びをしても駄目です。

なぜならば、《幽体》に付着した穢れを祓うためには、高級な《幽気》をお持ちの、高級な《霊魂》の方々に、お越し頂く必要があるからです。

その、高級な《霊魂》の方々に、お越し頂くための確実な方法が、《神霊》より降ろされた《神伝の法》の《霊的トレーニング法》の1つである、神伝禊(みそぎ)法だと言えましょう。

現代は便利な時代になって、洗濯にしても、食料の調達や調理にしても、昔より遥かに短時間で、楽に行えるようになったり、夜間も照明が点いて、全般的に、自由に使える時間が増えたはずです。

ところが、私達は、多くの場合、その増えたはずの時間を、《幽体》の穢れを祓って健全化し、霊的に進歩・向上を目指すという、人間にとって、最も重要な事のために使っていません。

それどころか、その時間を使って、自らの欲望を満たすことに夢中になり、《神》を忘れ、《霊魂》を遠ざけ、自らが《霊的存在》であるという真実を否定することのみに、費やしてきてしまったのではないでしょうか?

その結果、私達の《幽体》は穢れに穢れ、それが、現在の霊的環境の著しい悪化を招いてしまったのではないでしょうか?

しかし、繰り返しになりますが、私達には《神伝の法》の《霊的トレーニング法》与えられています。

これを習得し、日々、実習すれば、私達は、確実に《幽体》を健全化することが出来ます。

そうなれば、この世から、死後の《幽質界》まで続く、幸福な道に入ることが可能になるのです。

《幽質界》には、まるで天国に思えるような幸せな世界も、私達の想像が及ばないほどの塗炭の苦しみが続く、まるで地獄のような酷い世界もあるそうです。

そして、肉体の死後に入る世界を決めている基準が、《幽体》が穢れておらず、健全であるかどうかなのです。

善人が幸せな世界に入り、悪人が苦しみの世界に入るわけではないのです。善悪の基準は、この世では尊重すべきかもしれませんが、あくまでもこの世の基準で、次元の異なる《幽質界》では、通用しません。

善人でも、《幽体》が穢れていたら、幸せな世界には入れないのです。

どうか、本書「おじいさんのご褒美-むかしむかしの霊的なお話1-」をお読み頂き、《神伝の法》の《霊的トレーニング》を始める、きっかけとして頂きたいと思います。

byなおいー

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「おじいさんのご褒美-むかしむかしの霊的なお話1-」を拝読して」への3件のフィードバック

  1. 昔懐かしい「まんが日本むかし話」のようなお話なのですが、読んでいて、自分の心の底に響くような…不思議な力強さがあるように感じました。

    世の中は本当に便利になりましたが、そんな世の中に思い上がってしまって、神様なんていないに決まってる、なんて思い込んでいる方が増えてしまったなんて、皮肉なことです。
    神様の存在を信じられない方でも、公平な眼でこのお話から見えてくる事を真摯に受け止めていただけたら、違う考えが浮かんでくるかもしれません。

  2. 物語は思わぬ方向に展開して行きますが、単純に素朴な信仰心の大切さや、霊的世界との関わりが自然に伝わってくるように思えました。

    正直者のおじいさんは難しいことは何も分かりません。それでも、素朴な信仰心のおかげで指導的な霊魂から知らないうちに禊法を授かりました。

    霊的な事は、本来難しいことではないのだと思います。

    個人的には、細かい人の心理や行動に、ハッとさせられる箇所がいくつもあるように思いました。

  3. 読みやすいし、はらはらドキドキするし、最後には感動するし、
    ぜひ読んで頂きたいです(*´艸`*)

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