死後まで続く幸福のために

私が今仕事をしている現場の道向こうの家から、いつもお爺さんの苦しそうな咳が聞こえてきます。

 その現場は忙しく、現場の都合や天候に振り回され日曜日もやらざるを得ず、近所迷惑では無いかと心配していたのですが、ある日、庭に出ていたそのお爺さんであろう人と目が合いました。

 私は気まずいと思いながらも、元気良く「こんにちは!」と挨拶をすると、そのお爺さんは羨ましそうな表情を浮かべ、少し強めの口調で「仕事が楽しいだろう!?」と返事を返してきました。

 人生の歴史が刻まれているその顔からは、若い頃はバリバリに仕事をしていたのだろうと想像できました。

 おそらくですが、そのお爺さんは日曜も休まず仕事をしている私に、若い頃の自分を重ねていたのかもしれません。

 私が挨拶をしたのをきっかっけに、何かの感情がこみ上げたのかもしれません。

 正直私は仕事は好きではありません。出来れば楽をしたい人間です。

 その後ろめたさから、私はお爺さんの強い口調に一瞬ためらってしまい、「天気が心配で!」と噛み合わない返事をしてしまいました。

良く聞き取れなかったのですが、お爺さんは何かエールのような言葉を叫んでました。

 

その後も毎日苦しそうな咳が聞こえます。

 

お爺さんには失礼ですが、順番から行けば私より先にあの世に旅立つのでしょう。

 挨拶一つ交わしただけの他人ですが、そのお爺さんに「水波霊魂学」と「神伝の法」の話しが出来て、それを実践してもらい、「安心してあの世に旅立って欲しいなぁ」と、あり得ない妄想をした今日この頃でした。

 Byガンリキ

 

「死後まで続く幸福のために」

 

「これまで知らなかった霊魂の真実:霊魂学の入り口」

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死後まで続く幸福のために」への5件のフィードバック

  1. みんな、そのうち死後の世界に行くんですもんね~。
    しかも上下高低のある死後の世界に。
    なんとか、上の世界に入って欲しいですよね~。
    でも今のままだと、一般の人はなかなか上の世界には入れないだろうから、霊的トレーニングを行って欲しいです(´・人・`)

  2. 記憶の中の自分はとても輝いているのに、ドンドンできることは小さく、少なくなっていく。時の流れは本当に残酷です。

    ですが、肉の老化、障害、あらゆる不具合の苦しむ方々には、どんなにお苦しみがあろうと、どうか絶望されないでいて頂きたいと思います。

    例えば認知症など脳の老化に悩んでおられる方、どうかそのお苦しみから、ご自分とは何かを考えるキッカケにしていただければ、何よりの救いに繋がる可能性があります。

    できることは小さくなる、でも、それで苦しんでいる自分は何一つ変わらない。
    この自分とは何か?
    肉の身で表現される自分が全てなのか?
    違うのではないか?

    苦しみがあるからこそ、見えてくることがあるのではないでしょうか。

  3. 以前私は、日本で亡くなる方の、およその人数を調べたことがあります。

    年間-約130万人

    ということは・・・
    月間-約10万8千人
    1日-約3千6百人
    1時間-約150人
    1分-約2.5人

    ・・・くらいのようです。

    私にとっては、衝撃的な数字でした。しばし放心状態になりました。

    その中で、《幽体》が健全で、上の世界に入れる方は、どれくらいおられるのでしょうか?

    ほとんどおられないとしたら、皆さん、どうなってしまっているのでしょうか?

    今日も3千6百人、明日も3千6百人・・・。
    今、この瞬間にもお1人、二十数秒後には、またお1人・・・。

    日本だけでこの人数です。地球全体では、一体、どれだけの方が・・・・。

    その現実を直視すると、何かを為さなければとの思いばかりが募ります。しかし、あまりにも微力過ぎて、ほとんど何も出来ないことが無念です。

  4. 年配の人を見ると、霊魂学を知って欲しいなと思う気持ちはよく分かります。
    ガンリキさんは実際に話す想像までされているとは!

    そのままでは不幸になる可能性が高いのは分かっているのに、自分が何かできるわけでもないしと…ただただ諦めるだけです。本当に難しいですね。

  5. 思い通りにならない不自由を感じる事が「幽体」で生きていた名残なのでしょうかね。
    肉体はいずれ弱くなってしまいますし。

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