5千2百人と138万人

2021年1月25日の時点での、日本国内における新型コロナ・ウイルスの感染者の累計は約37万人、亡くなられた方は約5千2百人だとのことです(1月26日記)。

日本で新型コロナ・ウイルスの感染者が初確認されたのは、2020年1月16日の事でしたので、ほぼ1年間の数字と考えて良いでしょう。

一方、2019年の日本の死者は約138万人で、1日平均にすると約3千8百人、毎時約158人、毎分約2.6人です。

上位の死因の内訳は、以下の通りだそうです。
第1位:悪性腫瘍 約37万6千人
第2位:心疾患 約20万8千人
第3位:老衰 約12万2千人
第4位:脳血管疾患 約10万7千人
第5位:肺炎 約9万5千人

年度が違うので、比較が不適切かもしれませんが、新型コロナ・ウイルスの年間死者数の約5千2百人というのは、全体138万人の265分の1、率にして0.38%にあたり、現時点では、かなり少数の死因だと言えそうです。

さて皆様は、この数字を、どのように受け止められたでしょうか?

もっとも私は本稿で、新型コロナ・ウイルス蔓延に対する認識ついて、論じたいわけではありません。

私が申し上げたい事は、連日、新型コロナ・ウイルスの感染者数や死者数が、大々的に報じられている陰で、あまり報道される機会もなく、その数百倍の方々が、亡くなり続けておられるという事の重大さです。

言い換えれば、コロナ・ウイルスが蔓延しようがしまいが、単純に計算して、毎年、日本国民の100人に1人が亡くなっている、という事の重大さについてです。

もちろん、肉体には寿命がありますから、遅かれ早かれ、誰でも肉体の死を迎える事になります。

ですから本来は、死ぬこと自体が問題、というわけではありません。

問題は肉体の死後、人間がどうなるのか?ということです。

《契山館》で《水波霊魂学》を学び、《神伝の法》を実習している私達は、「人間は肉体の死後、《霊魂》として《幽質界》という《死後の世界》で生き続ける」と確信しています。

それを客観的に証明する事は出来ませんが、今までの《契山館》での学びや体験によって、私達は、それが真実であると、確信する事が出来るのです。

私達人間は死を迎えると、この世では肉体と重なっていた、《幽体》という霊的身体で、《幽質界》へと入ります。

《幽質界》は階層世界になっていて、上層は、まるで天国のような幸せな世界ですが、下層は、恐怖と苦痛に満ちた地獄のような世界なのだそうです。

年間138万人の方が亡くなっていて、それらのうちの大多数の方が、幸せな上層の世界に入っておられるのであれば、私達がこのような活動をする必要もないのかもしれません。

しかし現実は逆で、どうやら大多数の方が、まるで地獄のような恐怖と苦痛に満ちた世界へ、落ちてしまっているようなのです。

それは《幽質界》で入る階層を決める基準が、この世の基準による善悪ではなく、《幽体》の状態であって、現代人の《幽体》が不健全になっているからだと言えます。

《幽体》が不健全になって活力を失っていては、《幽体》が健全な方々が住む上層の世界には、その《幽体》が適応しないために、入ることが出来ないのです。

それはこの世で、肉体の健康を損ねていたら、健康な方々と一緒に活動する事が出来ないのと同じです。

なぜ現代人の《幽体》が不健全になるのかと言えば、第1に現代は激しい競争社会なので、そこら中を攻撃的な念が飛び交っているからです。

攻撃的な念は、放たれた矢のように《幽体》に突き刺さり、《幽体》を傷付け、ボロボロにして活力を奪うそうです。

第2に、現代は人々から素朴な信仰心が失われたためか、この世に《高級な幽気》が降りなくなってしまい、性質の低い幽気しか存在しないようになってしまったからです。

そのため、私達の《幽体》は、普通に生活しているだけで、性質の低い《幽気》が付着して穢れてしまい、その結果、不健全になってしまうのです。

それでは、《幽体》を健全化させるためには、どうすれば良いのでしょうか?

それには《契山館》で指導がなされている《神伝の法(神伝禊法と神伝鎮魂法)》を習得し、実習することです。

《幽質界》に入ってからでは手遅れです。

私達はもっと、138万人という数字を直視するべきだと思います。

死を忌み嫌い遠ざけたところで、何も変わりません。

若い方であっても、その日が遠い未来だという保証はありません。

どうか、1人でも多くの方に、1日でも早く、《契山館》に集い、《神伝の法》の実習を始めて頂きたいと願っております。

byなおいー

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5千2百人と138万人」への4件のフィードバック

  1. ネットを見ると、テレビとは違う新型コロナウイルスの情報が色々あります。ですが、殆どの人がテレビの情報を鵜呑みにしているのかも知れませんね。

    メディアは一体どうしたいのでしょうか・・・

    コロナでなくても、人は常に死と隣り合わせです。

    交通事故で明日死ぬかも知れません。

    自殺も増えているとのことです。

    人間は、死後も生き続けるそうです。

    救いは、記事に書いてあるとおりです。

  2. 肉体が亡くなり、幽質界に入ってから誰を恨んでも、どうにもなりません。
    各々がそうなる事を、幽体を無視した結果だからです。

    《神伝の法》は強要できるものではないので自ら求めない限り、成果が出ません。

  3. テレビは視聴率が優先ですからね~。
    なんでも鵜呑みにせず、自分で調べて、自分で考えて欲しいです。
    死後の事も、科学的な根拠が無いという事か?テレビではなかなか放送されなくなりました。
    でも誰でも死ぬので、気になる方は調べて欲しいです(`・ω・´)

  4. 数字で表現すると、分かりやすいですね!

    報道が全てではないのだから、私たちには何事もより良く知る努力が必要で、
    それを怠って誰かの言いなりになってしまえば、大切な何かを失ってしまうかもしれません。
    特に死後についての情報は、知らなかったでは済まされません。
    どなたにもいずれ訪れる未来です。真剣に求めるべき大切な事柄です。

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