イタリアこぼれ話(20)「イタリアの夕食時間」

イタリアでの、朝食と昼食の時間は、日本と大きな違いはありません。

ただ夕食の時間は、日本よりかなり遅いです。

それはイタリアのレストランの、営業時間を見ると分かります。

イタリアのレストランの夕食の営業は、20時頃から始まるのが普通で、閉店は午前0時頃です。

20時に開店しても、20時には店はガラガラで、入店者が増えるのは20時30分頃、21時頃に入店して、2時間かけて食事をして、23時頃に店を出るというパターンが多いと思います。

もっとも、日本食レストランや中華レストランでは、19時頃から営業を始める店もありますし、終演が0時を過ぎることも多い劇場の周辺等では、午前2時頃まで開けている店もあります。

夕食時間が遅い理由は、はっきりしませんが、イタリアでは伝統的に昼休み(シエスタ)を取る習慣があったため、仕事時間が8時30分~13時、16時~19時30分のように、シエスタ後の終業時間が遅かったこと。

高緯度地帯で夏時間も採用されているため、夏季は22時を過ぎないと暗くならないこと、等が挙げられるでしょう。

なお、遠距離通勤者が増えたため、現在、北イタリアの都市部では、シエスタの習慣は消滅しつつありますが、夕食が早くなったという話は聞きません。

ちなみに、イタリアでは一部のファスト・フード店等を除くと、昼食と夕食の間には閉店するので、15時~19時頃までは、外食は困難です。

また、コンビニのような店も、ほとんどないので、昼食を摂り損ねないように注意が必要です。

byなおいー

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イタリアこぼれ話(20)「イタリアの夕食時間」」への4件のフィードバック

  1. 色々衝撃です・・・!( ゚Д゚)
    物質界の同じ地球上でもこれだけ違うのだから、死後の世界にこの世の常識が通じるなんて安易に考えちゃダメですね(゜-゜)

  2. 思い込みなのでしょうか。
    私は日本以外には住めないような気がします(;゚ロ゚)

    • 最近の情報は未確認ですが、20~30年前のイタリアには、いわゆるコンビニは皆無でした。

      大都市の駅の構内に、長時間営業のコンビニ風のショップがありましたが、治安が悪く夜間に近付くのは怖かったです。

      スーパーマーケットも、深夜まで開いている所はありませんでしたし、日曜日は全面的に定休日でした。

      日本の便利さと比べると、イタリアは暮らしにくい面があるかもしれません。

      なお、ヨーロッパにはセブンイレブンなどがある国もありますが、あっても店舗数は日本よりはるかに少ないです。

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