音楽用語のほとんどがイタリア語であるように、イタリア語は日本人にとっても馴染みのある外国語の1つです。
ピアノ(弱く/楽器のピアノ)だって、フォルテ(強く)だって、ドレミファ・・・という階名だってイタリア語です。
ドルチェというのは、優しく・甘くなどという音楽用語でもあるのと共に、料理用語としてはデザートのことです。そのものズバリ、デザートは甘いからですね。
しかし、イタリア語と聞いただけで、「難しい~」と尻込みをしてしまう方が少なくありません。
ところが、少なくとも発音に限っては、イタリア語は日本人にとって、最も簡単な外国語です。
それに反して、欧米の言語の中では、英語は最も発音が難しい言語のように思えます。
発音の規則性という面では、英語よりもドイツ語やフランス語の方が、簡単でしょう。
イタリア語のどこが簡単かと言えば、まずは母音の数が日本語と同じ5つであることです。
厳密に言えば、「エ」と「オ」には開口母音と閉口母音の2種類ありますが、現代イタリア語では、明確に区別をしませんので、イタリア語の専門家を目指すのでなければ、日本語との「エ」と「オ」と同じと考えて大丈夫です。
「ア」も一種類のみです。「ウ」は厳密に言うと日本語の「ウ」とは別の音ですが、それは英語等でも同じですし、最初は無視して、日本語の「ウ」でも大丈夫です。
そして、全般的には日本語のローマ字の発音と8割程度が共通です。
ですから、ローマ字の発音と違う所のみ覚えて、注意すれば良いわけです。
言い換えれば、ローマ字のように発音すれば、8割は当たると言うことです。
その際には、英語の発音は1度忘れた方が楽です。英語式の発音よりも、ローマ字式の発音の方が、イタリア語の発音にはるかに近いのです。
日本人にとって、イタリア語の発音がいかに簡単か?それはイタリア語の辞書、伊和辞典には、発音記号が載っていないことからも分かります。
英語でもドイツ語でもフランス語でも、発音記号を頼りに、正しい単語の発音を確認することがあるでしょうが、イタリア語の発音は簡単すぎて、その必要もないわけです。
ただし、イタリア語の文法は、例外も多く複雑で、英語等に比べると、かなり難易度が高いようです。
例えば、イタリア語では主語が省略出来ます。もっと言えば、特別に主語を強調する時以外は、主語を省略するのが普通なのですが、それがなぜ可能かと言えば、動詞の人称変化で、主語がなくても全ての人称が分かるからなのです。
すなわちそれは、動詞ごとに、普通の現在形だけで、1人称から3人称の単数・複数、合わせて6種類の変化形を覚える必要があるということです。
そう言えば、語学でよく〈日常会話〉と言いますけど、〈日常会話〉って物凄く幅がありますね。
例えば、外国で生活するとして、日常生活で、現地の方とあまり会話をしないのであれば、旅行会話に毛の生えた程度の初級レベルでも大丈夫でしょう。
でも、日常的に現地の方と、様々な分野について議論するなら、上級レベルの語学力があっても簡単ではないと思います。
もちろん、文法知識と会話能力は、全く別物だと言えるでしょう。
母国語は、通常、文法知識がなくても不自由なく喋れるものですし、外国語だと上級文法の知識があっても、初級レベルの会話しか出来ない場合もあります。
ちなみに私のイタリア語は、文法は中級に入る前に挫折しましたし、会話は旅行会話の域を出ませんでした。英語はもっと酷くて、今では中二の教科書が???です。(笑)。
私は外国語の習得は苦手で、興味も薄いので、勉強にも熱が入りません。
《幽質界》に入って、外国の方と自由に意思の疎通を図れるようになる日が、待ち遠しくもあります。
言い訳を許して頂ければ(笑)、心のどこかで、数十年で役に立たなくなる語学の習得に、時間を使っても仕方がない、と思っているのかもしれません。
byなおいー
日本語もおぼつかない私にとっては、学校の勉強のような話でした(>_<)
ローマ字の発音で8割は、何となく親近感が湧きます(^.^)
イタリア語って意外と簡単なんですね~( ̄□ ̄;)!!
でも僕も外国語は苦手です^^;
辞書に発音記号がないなんて全く知りませんでした( ゚Д゚)
イタリア語は自分から遠い言語のように感じていましたが、
記事のおかげ様で親近感が増しました。ありがとうございます(^v^)
英語は学生時代、一生懸命勉強していたような気がするのですが、
学校を離れたら、まるで縁が切れました。。。
考えてみれば、なんとも時間がもったいないようにも思えます。
霊魂学の勉強は、この世とあの世を生きるために、どんな方にも必須です!