イタリアこぼれ話(33)「イタリアのコーヒー」

今回はイタリアのコーヒーのお話です。

イタリア人はコーヒーが好きな方が多く、毎食後を含めて、1日に5~6杯以上飲む方が少なくありません。

イタリア語ではコーヒーのことを〈カッフェ〉と言います。ここでは、アクセント記号が付けられませんが、後ろの〈フェ〉の方にアクセントがありますので、〈フェ〉を〈カッ〉よりも強く高めに発音します。

そして、イタリアで〈カッフェ〉と言えば、通常は〈エスプレッソ〉を指します。

すなわち、イタリアで「コーヒーを1杯下さい(ウン・カッフェ・ペル・ファヴォーレ)」と注文すれば、〈エスプレッソ〉が出てくるわけです。

コーヒーの〈エスプレッソ〉は、圧力をかけて短時間で一気に抽出するもので、濃厚で苦味が強いのが特徴です。

そして、通常のコーヒーカップの半分以下の小さなカップに、3分の1くらいの量しか入っていません 。そこに、砂糖をたっぷりと入れて、一口で飲み干すのが通常の飲み方です。

おそらく、抽出にかかる時間の短さから、〈エスプレッソ〉と呼ばれるようになったのでしょう。〈エスプレッソ〉は、速達郵便や急行列車を指す単語でもあるのです。

〈エスプレッソ〉の濃さや苦味が苦手の方のためには、水分量を増やして抽出にかかる時間を長くした、薄いコーヒーと言う意味の〈カッフェ・ルンゴ〉や、〈エスプレッソ〉を水で薄めた、アメリカ風コーヒーと言う意味の、〈カッフェ・アメリカーノ〉があります。

それから日本で有名なものとしては、カプチーノとカフェ・ラテがあるでしょう。イタリア語の現音に近く表記すると、〈カップッチーノ〉と〈カッフェ・ラッテ〉となります。

決して気取っているわけではないのですが、イタリアを旅行しても通じるように、ここでは、より正確な表記をしておきます。

厳格に区別すると不正確かもしれませんが、〈エスプレッソ〉を大きめのカップに入れて、泡立てたミルクを加えたのが〈カップッチーノ〉、同様に泡立ててないミルクを加えるのが〈カッフェ・ラッテ〉です。

〈カップッチーノ〉も〈カッフェ・ラッテ〉も、どちらも一般的には午前中の飲み物とされているようです。

特に〈カッフェ・ラッテ〉はイタリアのホテルの朝食時に提供される事が多いので、朝の飲み物と言う印象が強いです。ちなみにラッテとはミルクのことです。

ただ厳密なものではなく、イタリア人でも午後に〈カップッチーノ〉を飲んでいる人を見かけることはありました。たださすがに、夜、暗くなってから〈カップッチーノ〉を飲むというイメージはありません。せいぜい、午後3時か4時くらいまでといった印象です。

もっとも、旅行者にとっては、せっかくの機会なのですから、気にせずに飲みたい時に飲んで構わないと思います。スープをすする音とか、ゲップなどとは違って、夜に〈カップッチーノ〉を飲んでも、イタリア人が不快に感じて念を飛ばす、などということはないと思います(笑)。

byなおいー

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イタリアこぼれ話(33)「イタリアのコーヒー」」への6件のフィードバック

  1. 〈カップッチーノ〉も〈カッフェ・ラッテ〉も、どちらも一般的には午前中の飲み物

    そうなんですねぇ。
    個人的には夕方にまったり飲みたい2種類に感じますが、
    5,6杯も飲まれるなら、ブラックより胃に優しそうですね。

    ところで私はカップッチーノの 「プ」の後の「ッ」が発音できません(;´・ω・) 

    • カタガナですと、「プッ」と表記するしかないのですが、「ッ」を発音しようとする必要はないと思います。

      最初は「プー」と「ウ」の母音を長めに伸ばして、その後、一瞬無声で息だけ出す時間を作って、「チーノ」に繋げれば上手くいくと思います。

      慣れたら「ウ」の母音を伸ばす時間を短くします。
      「ッ」の所で息を止めずに、息を流し続けることがポイントかもしれません。

      • おお~~✨イタリア語教室をありがとうございます(≧▽≦)
        今度お会いする時までに練習しておかねば!

  2. 僕はコーヒー飲むと、なぜか吐きそうになるんですよね^^;
    味は美味しくて好きだし、最近は健康にも良いって言われているので、
    飲みたいんですけど、、、なぜか吐き気が^^;

    • ふーみんさんの体質には、コーヒーが合わないのでしょうね。

      そう言えばイタリア人でも、コーヒー飲めない方が、おられたように記憶しています。

  3. 私もコーヒーは好きで、前朝ブラックをのみます。食後も、出来ればコーヒーでしめたいです。若い時は砂糖をたくさん入れましたが、歳を取ったら、ブラックが好きになりました。ですが、エスプレッソは苦くて好きになれません^^;カップッチーノもカッフェ・ラッテも
    イタリア語だったとは知らなかったです^_^

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