「なおいー写真紀行第121回、海外(その21)」

前回に引き続き、今回もイタリアのシチリア島、シラクーザの画像です。シラクーザに関しては、5月18日の「写真紀行第120回」もご覧頂ければ幸いです。

今回の画像は、〈ディオニュシオスの耳〉と呼ばれる、石を切り出した後の、耳の形をした洞窟です。

高さ約23メートル、奥行き約65メートルの洞窟内の音響は抜群で、小さな音でも物凄く反響します。

そのため、ギリシャ時代には、洞窟内に囚人を閉じ込めて、その会話を盗み聞いて、情報を収集していたそうです。

ディオニュシオスとは、悪名高いギリシャ人僭主であったとされる、ディオニュシオスⅠ世(紀元前432~紀元前367年)のことです。

この洞窟内で歌を歌ったら、どんな方でも名歌手になった気分に浸れるでしょう。皆様も訪れる機会がありましたら、試されてみてはいかがでしょうか?

byなおいー

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「なおいー写真紀行第121回、海外(その21)」」への3件のフィードバック

  1. ディオニュシオスⅠ世を調べたら、残虐で猜疑心が強く、最悪の暴君だったのですね。

    その洞窟の霊的状況が気になりました。

  2. ディオニュシオスⅠ世という人物を知らなかったので、少し検索してみたのですが、「走れメロス」に出てくる暴君のモデルになった人物でもあるそうですね!
    こんな牢屋を作るほど、人を信じることができずに、殺しまくった暴君。
    どんな贅沢に囲まれていても、心中はどれだけ荒んでいたことでしょうね。

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